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サッカー大久保嘉人選手:小4息子と2人暮らし、家事&子育てに奮闘する姿も J1リーグ200ゴール目指した日々に「情熱大陸」が迫る

 11月19日に今シーズン限りでの引退を表明した、サッカー元日本代表でセレッソ大阪の大久保嘉人選手(39)が、12月5日午後11時から放送されるドキュメンタリー番組「情熱大陸」(MBS・TBS系)に出演する。番組では、小学4年の三男と2人で大阪暮らしをすることになった大久保選手が、プロサッカー選手としてだけでなく、父親として奮闘する姿をとらえている。

 J1リーグ最多191ゴール記録を持つ大久保選手は、現役20年目という勝負のシーズンに古巣・セレッソ大阪に復帰。平均年齢25歳というJリーガーの中で39歳の大久保選手は異色だった。周囲から一度は終わったと言われながら、開幕戦でゴールをあげ、5試合で5ゴールの活躍を見せてベテラン健在を証明した。番組では、4人の息子を持つ父親として家族ために走り続け、前人未到のJ1リーグ200ゴールを目指した大久保選手の日々を追いかける。

 復帰により、家族と離れ暮らすことになった大久保選手は、三男とともに大阪へ。家事未経験だったが、息子のために朝食を作ってから練習場へ向かい、帰宅すると洗濯や夕食の準備する毎日を送っていた。

 だが、大記録達成まで10ゴールに迫る中、大久保選手は左太ももにケガを負ってしまう。200ゴールが遠ざかり、「何のためにサッカーをやっているのか分からなくなってしまう」と語るほど目標さえも見失うなか、支えとなったのが家族だった。番組では、自分と同じようにプロサッカー選手を目指す息子たちや、大阪へ旅立つ前に受け取った妻からの手紙を読み返し、新たな決意を固める大久保選手の姿をとらえる。

 そして、これまでのサッカー人生に欠かすことができないのが父・克博さんの存在。借金を抱えながら苦しい家計から、なんとか工面してでもスパイクを買い、サッカーを続けさせてくれた父の口癖「一番になれ!」の言葉を胸に、大久保選手は200ゴールに再び挑む……。1年間、悩み抜いた末に決断したという現役引退。「最高のサッカー人生だった」と語る大久保選手は、いま新たな挑戦に胸を膨らませている。

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