宮沢りえ：自由奔放な衆院議員候補役に満足感「ストレスなかった」

　女優の宮沢りえさんが12月13日、東京都内で実施された、俳優の窪田正孝さん主演の映画「決戦は日曜日」（坂下雄一郎監督、2022年1月7日公開）の完成披露試写会に出席した。やる気満々の世間知らずな令嬢で、親の地盤を引き継ぎ、衆院議員に立候補する川島有美を演じた宮沢さんは「私の役が、感情をストレートに出す世間知らず。とても自由奔放に、自分の意見を言う役でした。本当にストレスがなく、モヤモヤしたものがない役でした。撮影に行くのが毎日楽しかったです」と話し、初共演の窪田さんについて「それを受け止めきる窪田さんは大変だったろうな……」と苦労をねぎらった。

　一方、窪田さんは宮沢さんについて「ご一緒させていただいて本当に光栄。こんなに、エネルギーの集合体のような人に僕は会ったことがない。全てが、プラスなポジティブなパワーでできている方。一緒にいて（心などの）中が“治癒”されていくんですよね。有美さんという役を通して、りえさんのエネルギーをいつも一番近くでダイレクトにもらっていた」とコメント。「なんて言うんだろう……。パワースポット！　僕にとってはそれくらい最高に楽しかったです」と評してはにかんだ。

　イベントには赤楚衛二さん、内田慈さん、小市慢太郎さん、音尾琢真さんも出席した。

　映画は、とある地方都市で強い地盤を持ち当選を続ける衆院議員・川島昌平の私設秘書を務めていた谷村勉（窪田さん）が主人公。川島が病に倒れ、衆議院も解散し、後継候補として川島の娘・有美（宮沢さん）に白羽の矢が立てられる。谷村は有美の補佐役として業務にあたることになるが、政界にはびこる古くからの慣習に納得できない有美は選挙に落ちようとある行動を起こす。