12月30日に放送されるドラマ「第33回ヤングシナリオ大賞　踊り場にて」に出演する瀧本美織さん（C）フジテレビ

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瀧本美織：バレエに初挑戦　夢破れた高校教師役に「全シーンがヤマ場」　主演ドラマきょう放送

2021年12月30日　09:30

　女優の瀧本美織さんが主演を務めるドラマ「第33回ヤングシナリオ大賞　踊り場にて」（フジテレビ、関東ローカル）が、12月30日深夜0時25分から放送される。プロのバレリーナになる夢に破れ、高校教師となった主人公・美園舞子（みその・まいこ）を演じる瀧本さんは「私にとって、全シーンがヤマ場でした」とドラマへの思いを明かしている。

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　ドラマは、脚本家の生方美久さんによる「第33回フジテレビヤングシナリオ大賞」で大賞を受賞した作品。坂元裕二さんや野島伸司さん、野木亜紀子さんといった人気脚本家を輩出してきた賞で、今年は1978作品の応募があった。舞子はプロのバレリーナを目指し海外で活動していたが、夢を諦めて帰国し、国語教師として高校で働き始める。不安が募るばかりの舞子だが、生徒らも夢と現実の間で悩みを抱えていると知る。生徒との交流を見守る母の言葉をきっかけに、人生を見つめ直し一歩前に踏み出そうとする……というストーリー。

　瀧本さんは、舞子を演じて「セリフとして言っていても、お相手のセリフを聞いていてもヒリヒリくるような、心に刺さる言葉がたくさんありました。教室で生徒たちに向けて語るシーンでは、リハから涙があふれてしまうこともありました」といい、「私にとって、全シーンが山場でした」と振り返った。また、瀧本さんは同作でバレエに初挑戦し「良い経験になりました！　トウシューズを履けてうれしかったです」と明かしている。

　脚本については「生徒たちとの会話劇に引き込まれ、読んでいて好きなセリフがたくさんありました。先生だからといって格好つけず、生徒たちともありのままの自分で接する舞子の姿、距離感がいいなと思いました」と感想を語っている。

　瀧本さんは視聴者に向けて「新しい切り口で、夢との向き合い方を教えてくれるドラマだと思います。とにかく生徒の皆さんがユニークで、チャーミングです。青春が詰まっています。舞子としては、人との関わりの中で自分を肯定していく過程が描かれています。夢にまい進している方も、夢に悩んでいる方も、こんな捉え方もあるんだと、自由にみていただけたらうれしいです」とアピールしている。

　また、同ドラマのプロデューサー・柳元大輝さんは「個性の強い生徒たちとの関わりの中で、どこか受け身で流されてしまうのですが、舞子は強い芯のある女性」と説明。「バレリーナの夢を諦めてから、高校教師として自分の居場所を見つけ、再び立ち上がる一人の美しい女性の物語、その凛とした強さを演じられるのは瀧本美織さんしかいない」と考え、オファーしたという。

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