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12月26日放送の「情熱大陸」に出演する坂本花織選手=MBS提供
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12月26日放送の「情熱大陸」に出演する坂本花織選手=MBS提供

坂本花織選手:夢の舞台目指し、迷い、もがいた半年間 見つけた答えは「自分らしさ」 今夜「情熱大陸」

 女子フィギュアスケートの坂本花織選手が、12月26日午後11時から放送されるドキュメンタリー番組「情熱大陸」(MBS・TBS系)に出演する。北京冬季五輪の最終選考会となる全日本選手権に出場している坂本選手。番組では、コロナ禍での練習に迷い、もがきながら、答えを見つけだした坂本選手の半年間を追う。

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 坂本選手は2000年4月9日生まれ、兵庫県神戸市出身。4歳の時、テレビドラマの影響でフィギュアスケートを始め、2017年にシニアデビュー。2018年2月、初出場となった平昌(ピョンチャン)冬季五輪で6位入賞。同年12月には全日本選手権でノーミスの演技を披露し、初優勝した。今年3月の世界選手権では日本女子最上位の6位入賞。今シーズンは11月のNHK杯で優勝し、世界ランキングはロシア勢に続く4位となった。

 底抜けに明るい太陽のような坂本選手だが、この夏は表情が暗くなることが多かった。来年2月に開催予定の北京冬季五輪。怖いもの知らずの勢いで初出場した4年前と今では明らかに目標も立場も違う。「もっと高度な技を、もっと大人の表現を」と臨んだ勝負のシーズンにフランス人の振付師から与えられたのは「女性の自由と解放」をテーマにした難しいプログラムだった。

 しかし、コロナ禍で直接指導をうけられず、タブレット端末で日本と海外をつなぎながら学ぶ日々。細かな指導を受け、10~15秒ほどを音楽に合わせて滑り、また指導を受けて滑るという地道な作業に「時間が足りない、難しい……」と弱音を吐く場面も。さらに4回転ジャンプへの挑戦も続く。

 過酷なスケジュールの中、思うようにいかない自分に腹を立てることも多かったが、失敗にくじけずリンクに立ち続けた坂本選手の表情は次第に明るくなっていく。苦しい中で「自分らしさ」という答えを見つけた坂本選手は、スピードとダイナミックなジャンプに磨きをかけ、驚きの演技を見せる。

 予告動画には、真剣な表情で練習に打ち込む様子のほか、“スポ根アニメ”を見ることが趣味という坂本選手が「スポ根ラブ、恋愛よりもラブ」と語るチャーミングな姿も映し出されている。

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