井浦新：「世界にありがとうを広げて」　主演映画で平和への願い語る

　俳優の井浦新さんが3月30日、東京都内で行われた主演映画「ニワトリ☆フェニックス」（かなた狼監督、4月15日公開）の完成披露舞台あいさつに出席した。井浦さんは「世界にありがとうが広がっていったら、戦争や争いはなくなっていくんだろうなと思っています。映画ってそういう力があるものだと信じています」と力強く語った。

　作品について「狼監督はじめ、スタッフ、キャスト、関係者、応援してくれてるみなさん、全員のありがとうをとにかくこの作品に詰め込みました」とし、「今日この作品を見終わったあと、みなさんのなかにありがとうが残って、そのありがとうをどんどん広げて伝えていってほしいです」とコメント。

　続けて「1人のありがとうは小さくて届かないかもしれないけれど、これが倍になって、また倍になって。そのうち、ありがとうの言語も変わって国も変わって、大きなありがとうになって、世界にありがとうが広がっていったら」と思いを語った。

　映画は、草太（井浦さん）と楽人（成田凌さん）が、いるはずもない火の鳥を探す旅を描いたロードムービー。2018年に公開された「ニワトリ★スター」（かなた監督）のメインキャストが続投し、設定を変えて新たな作品として描いた。

　この日は、ダブル主演を務めた成田さんのほか、紗羅マリーさん、LiLiCoさん、津田寛治さん、阿部亮平さん、かなた監督も登場。

　成田さんは「草太（井浦さん）の隣にいると、頭のネジがどっかにいっちゃうんですね。幸せな時間を過ごしました」と振り返った。紗羅さんは「謎の花嫁として今回出させていただいています。前回の役とはまた違う役ですけど、（前作と）ちょっとずついろんなところで、細い糸でつながっています」と見どころを語った。