あなたにおすすめ
東京国際映画祭:綾瀬はるか、井上真央、米倉涼子がドレスアップ 芳根京子は振り袖、水原希子、河合優実、菊地凛子も
女優の今田美桜さんが、公開中のディズニー&ピクサーのアニメーション映画「バズ・ライトイヤー」(アンガス・マクレーン監督)に日本版声優として出演。アニメーション映画「トイ・ストーリー」シリーズに登場するアンディ少年のお気に入りのおもちゃ、バズ・ライトイヤーの原点を描いた作品で、今田さんはバズの仲間になるイジーの声を演じた。役の魅力や、声での演技、今田さんが「仲間」と出会い変化したことを聞いた。
◇素直なイジーが魅力的 声だけで表現「難しいけど、それが楽しさ」
スペース・レンジャーのバズは、自分の力を過信したため、乗組員とともに惑星に不時着してしまい、地球に帰還するために危険な航行に挑む。その航行はバズにとって数分だったが、通常の数年分にあたり、繰り返すうちに “62年後の世界”で、親友アリーシャの孫イジーと出会う……というストーリー。
今田さんは「イジーはとても強がりで、見栄っ張り。自分を大きく見せるようなところもありますが、実はとても素直な一面もあってすごく魅力的」と語る。新米チーム「ジュニア・パトロール」の一員だが、実は “宇宙恐怖症”を抱えるイジー。「悩んでいる姿もしっかりと描かれていて、親近感があるキャラクターだと思います」
イジーを演じる上でこだわったのは、可愛さとかっこよさの両方を表現すること。「持ち前の明るさと、ジュニア・パトロールの仲間を引っ張っていくしっかりした感じを出しつつ、まだまだ子供だからできないことも多い。この違いを、出せたらいいなと思っていました」と話す。
これまでも劇場版アニメ「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールドヒーローズミッション」や映画「メン・イン・ブラック:インターナショナル」などに、声優として出演してきた。
「いつもは顔と体と、表現の手段が他にもあるので、声だけで表現することは、まだまだ難しいですね。でもそれが楽しさでもあると思います」と語る。
◇自分は信頼できる仲間に囲まれ「自然と頼れるように」
映画の見どころは、さまざまな形で描かれる「仲間との絆」。「バズとアリーシャの友情にも感動したし、ジュニア・パトロールの仲間たちの、仲がいいんだか、悪いんだかわからないような関係もすごく好き」といい、「仲間っていいなって思いました」と振り返る。
今田さん自身は、人に悩みを打ち明けることに「勇気がいる」と明かす。「私の悩みを話しても興味ないかな?みたいな(笑い)。そんな風に思ってしまいます。悩みを相談するのは、本当に限られた人にだけ。でも翌朝には『なんであんなことを言ってしまったんだろう』って後悔することも。素直に悩みを話すことができるイジーはとてもすてきだと思います。
いつもは人に頼ることができないバズも、イジーも、弱い部分を見せながらともに成長して、仲間と一緒に支え合って、ミッションをクリアしていきます。私自身も、以前は頼みごとをするのが苦手なタイプでした。今は信頼しているスタッフのみなさんが近くにいてくれるので、自然と頼れるようになってきました。すごく甘えちゃいます」と笑顔を見せた。