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「世界遺産 カカドゥ国立公園~変化する絶景! オーストラリアの大湿地~」の一場面=TBS提供
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「世界遺産 カカドゥ国立公園~変化する絶景! オーストラリアの大湿地~」の一場面=TBS提供

世界遺産:雨季と乾季で変化する絶景 先住民の知恵も オーストラリアの大湿地「カカドゥ国立公園」

 女優の杏さんがナレーションを務める、TBSのドキュメンタリー番組「世界遺産」(日曜午後6時)。7月17日は「カカドゥ国立公園 ~変化する絶景! オーストラリアの大湿地~」と題し、オーストラリアの「カカドゥ国立公園」を取り上げる。

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 オーストラリアの北部に位置し、日本の四国とほぼ同じ面積を持つ「カカドゥ国立公園」は、川が運んでくる砂が堆積(たいせき)して誕生した。

 赤い砂岩の岩山からは川が流れ、大平原を蛇行している。川を下ると海沿いは一面の干潟となり、マングローブ林が広がっている。南側には岩山があるが、北側に広がる平原は雨季には大湿地となる。雨季の間は大地が水浸しとなり、足を踏み入れることさえ難しい。

 今回は雨季が終わり、乾季が始まった時期に撮影された。乾季には風景が激変する。乾燥してカラカラになった大地には、巨大なアリ塚が出現する。

 カカドゥは文化的価値が認められた複合遺産。5万年前からその土地に住んでいた先住民アボリジニが描いた「岩壁画」が残されている。彼らは雨風をしのげる岩のひさしの下で過ごし、自然の顔料で岩壁画を描いた。骨や内臓が透けている「X線画法」と言われるもので、実はそれは食べられる部位を後世に伝えるために描かれたものだという。

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