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彼女がキレイな理由:加藤ローサさん 「白髪すらも可愛い」 変化と“闘わない”シンプル美容の日々

 加藤ローサさんが10年ぶりに出演した映画「凪(なぎ)の島」(長澤雅彦監督)が8月19日に公開される。結婚、出産による芸能活動の休止、復帰を経て37歳になった今も、デビュー当時のようなフレッシュさを放つ加藤さんに、美容や健康のために日々の生活で心掛けていることを聞いた。(全3回の3回目、取材・文/りんたいこ)

 高校1年のときにファッションモデルとしてデビューし、19歳で出演した結婚情報誌「ゼクシィ」のCMで注目を集めた加藤さん。

 現在、日々の暮らしでは「化粧をちゃんと落として、化粧水をつけて、クリームをつけて。野菜が大好きでごはんをよく食べて、適度に運動する。そのぐらいで特別なことは何もしていません」と明かす。

 適度な運動に挙げたのは、月2回のピラティスと、ゴルフ、ジョギング。

 「毎日ではありませんが、走ったり、ゴルフの打ちっぱなしに行ったり。走るといっても公園を1周するぐらいですから、距離にしたら2、3キロだと思います」

 「睡眠は十分にとるようにしている」といい、朝は5時半に起床し、就寝は午後10時。起きたら電子レンジで温めた白湯(さゆ)を飲み、その間にコーヒーを入れるのが日課だという。外食は月に1、2回程度。「外食をしてお酒を飲んだり、食べ過ぎたりということはありますが、特に気にしないかな」とあくまでも自然体だ。新しい化粧品や入浴剤を試すことは好きだという一方で「結局はシンプル・イズ・ベスト」と話す。

 一方で、悩ましいのは「日焼け」。小学5年と3年の息子のサッカーの試合を見に行ったり、当番のときは試合のサポートをしたり、自身のゴルフもある。

 ため息交じりに「今日も衣装を着ながら、日焼けをしていてよくないなと思いました。飲む日焼け止めも飲んでいるし、日焼け止めも塗っているし、日傘も差しますけど、こればかりはどうしようもないですね」と明かした。

 そして、「シワは出ますよ。笑ったらすごいですし」と屈託なく笑う。

 「でも、それと闘おうとは思っていないです。白髪も抜かずにそのままにしてあります。去年、2本生えてきて(白髪)デビューしたんですけど、それすらも可愛い。こんなに生きたんだ、私。白髪が生えてくるぐらいって(笑い)」

 その姿勢に、加藤さんの輝きの理由があるのかもしれない。

 ◇プロフィル

 かとう・ろーさ 1985年6月22日生まれ。鹿児島県出身。高校1年のときにファッションモデルとしてデビューし、2004年、結婚情報誌「ゼクシィ」のCMで注目される。翌年の映画「東京タワー Tokyo Tower」で本格的に女優デビュー。

 *……「凪の島」/両親が離婚し、母の故郷である山口県の瀬戸内にある小さな島で暮らすことになった小学4年の凪(新津ちせさん)。母(加藤ローサさん)と、祖母(木野花さん)と暮らし、普段は明るくふるまうが、母へ暴力を振るうアルコール依存症の父(徳井義実さん)の姿が目に焼きついて離れない。島の住民に見守られ、凪は少しずつ笑顔を取り戻していくが……というストーリー。

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