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劇場版アニメ「すずめの戸締まり」の初日舞台あいさつに登場した深津絵里さん
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劇場版アニメ「すずめの戸締まり」の初日舞台あいさつに登場した深津絵里さん

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深津絵里:49歳、声優初挑戦「とっても怖かった」 30歳年下の女優に刺激も

 女優の深津絵里さんが11月11日、東京都内で、新海誠監督の約3年ぶりとなる新作劇場版アニメ「すずめの戸締まり」の初日舞台あいさつに、新海監督らと出席した。今年49歳を迎え、数々の作品に出演するも今回が声優初挑戦で、「とっても怖かった」と心境を明かした。

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 深津さんは初めてのアフレコ経験を、「思い通りにできなくて、どん底まで落ち込んで、次の収録までに気分を変えようと、あてもなく街を歩き続けたり、あてもなく新幹線に乗って京都のお寺で心を静めたりした」と回顧。「初めてのことにこの年齢でトライできるチャンスをいただけてうれしい」と笑顔で語った。

 「すずめの戸締まり」は、「君の名は。」(2016年)、「天気の子」(2019年)で知られる新海監督の新作。日本各地の廃虚を舞台に、災いのもととなる“扉”を閉める旅をする少女・鈴芽(すずめ)の解放と成長を描く。女優の原菜乃華さんが鈴芽、人気グループ「SixTONES(ストーンズ)」の松村北斗さんが“災い”をもたらす扉を閉めることを使命とする“閉じ師”の宗像草太をそれぞれ演じる。深津さんは鈴芽の叔母、環(たまき)を演じた。

 この日深津さんは、新海監督から出演理由を聞かれると、「逆になぜ私に環をやってほしいと思われたんですか?」と逆質問。新海監督は「環はとっても難しい役。ウソのない叫びを聞かせてもらわないとキャラクターとして成立しにくい。そこで、ふっと深津さんが浮かんだんです」とオファーの理由を語った。

 深津さんは「(新海監督は)世界中にファンがいて皆さんに届く作品を作っているけど、今回はたった1人の、その人だけに届けばいいというピュアなものを感じた。経験のない私にやってほしいというのには、何かあるのではと思いました」と出演理由を語った。

 主人公の鈴芽を演じた原さんは2003年生まれの19歳。深津さんは原さんについて、「私の何百万倍も怖かったと思う。背負わなくちゃいけないことも多かったし、作品の中の鈴芽みたいに、アフレコの収録現場でも目の前のことに立ち向かって、戦っている姿がとても美しかった。原さんのような素晴らしい感性を持った女優さんと一緒にお芝居ができたことで、また一つ大きな宝物のような作品になりました」としみじみと語った。

 この日は、原さん、松村さん、染谷将太さん、花瀬琴音さんも出席した。

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