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女優の安藤サクラさんが11月18日、東京都内で行われた、妻夫木聡さん主演の映画「ある男」(石川慶監督)の初日舞台あいさつに妻夫木さん、共演の窪田正孝さんらと登場した。安藤さんは撮影期間を振り返り、「現場でこのお二人(妻夫木さんと窪田さん)がすごく仲良くなって、プライベートでボクシングをするようになった。それがすごくうらやましくて……」と当時の感情を吐露。「うちの夫(俳優の柄本佑さん)と3人でボクシングをしていて、私も寂しいから『もう一回ボクシングを始めよう』と思いました」と苦笑いで明かしていた。
舞台あいさつでは、「最近気になっていること」に関するトークも行われた。安藤さんは映画の撮影期間に、インスタグラムを始めたばかりの妻夫木さんが安藤さんを撮影したエピソードを披露した。
当時、妻夫木さんからカメラを向けられた安藤さんは照れて変な顔をしてしまったといい、それが妻夫木さんのインスタには投稿されていなかったため、「やっぱり、どこにも載せられないような写真だったのかなと、ずーっと気になっています」と告白。妻夫木さんは「(安藤さんが)何かを食べているときに撮った『むほっ』って写真しかなくて……。さすがに『むほっ』となった女優さんの顔を載せるわけにはいかないよな……」と釈明して場を和ませていた。
映画は、累計28万部を超える平野啓一郎さんのベストセラー小説が原作。里枝(安藤さん)の夫・大祐(窪田さん)は不慮の事故で命を落とすが、長年疎遠になっていた大祐の兄・恭一(眞島秀和さん)は遺影を見て「大祐じゃない」と告げる。大祐として生きた“ある男”は、いったい誰だったのか。調査を行う城戸(妻夫木さん)は、真実に近づくにつれて、ある男に対して複雑な思いを抱いていく……というストーリー。
舞台あいさつには清野菜名さん、小籔千豊さん、坂元愛登さん、石川監督も出席した。