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女優の広瀬すずさんが、ハースト婦人画報社が運営するファッションメディア「ELLE(エル)」主催の映画賞「エル シネマアワード 2022」に選出されたことが12月20日、明らかになった。広瀬さんは、俳優の松坂桃李さんとのダブル主演映画「流浪の月」(李相日監督)で、「今年最も輝いた女優」に贈られる「エル べストアクトレス賞」を受賞。過去の傷を背負って生きてきた女性を演じた広瀬さんは、「賞という形で作品を通していろいろな方に届いたことは、すごくうれしくありがたいなと思います」と喜びを語った。
広瀬さん自身は同作について、「共演者や、撮影チームが韓国から来てくださったので、自分にはない引き出しを発見できて、すごく刺激的な作品。自分自身ではまだ見返すことができていないです。今までは心の支えになるような作品が多かったのですが、何か自分を奮い立たせたいときに見る作品だなと思っています。感情に触れる瞬間までストイックに全員が向き合っていくというのは、かなりぜいたくで心強い現場でした」と振り返る。
2023年の目標については、「自分発信でいろいろできたらいいなと思います。私は自分から積極的に行動するよりも人についていくタイプなので、2023年は25歳になり、仕事を始めて10年たつので、ちょっとずつ自分自身でも動いていかなきゃ、自分で何か作っていかなきゃという気もしています。もうちょっと前のめりに(笑い)。その行動力がほしいなと思っています」と語った。
同アワードではほかに、今年目覚ましい活躍をした男性に贈る「エル メン賞」を窪田正孝さん、優れた監督に贈る「エル ベストディレクター賞」を早川千絵さん、今後の活躍が期待される女優に贈る「エル・ガール ライジングアクトレス賞」を河合優実さんがそれぞれ受賞した。
「エル シネマアワード」は、2015年にスタートし、その年に公開された映画作品を同誌が独自の視点で選定する映画賞。授賞式の様子は、同誌の公式YouTubeチャンネルでアーカイブ配信されている。