映画「イチケイのカラス」の完成披露試写会イベントに登場した田中みな実さん
フリーアナウンサーの田中みな実さんが1月6日、東京都内で実施された、竹野内豊さんが主演を務める映画「イチケイのカラス」(田中亮監督、1月13日公開)の完成披露試写会イベントに共演者と出席した。同作で、真実を知りたいがために傷害事件を起こしてしまう女性という難役を演じた苦労を振り返り、「今まで感じたことのないような感情が湧き上がってきて、すごく貴重な体験をさせてもらいました」と語った。
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映画は、フジテレビで放送されたリーガルドラマの劇場版。型破りな刑事裁判官・入間みちお(竹野内さん)、超ロジカルなエリート裁判官・坂間千鶴(黒木華さん)らが事件解決に向けて奔走する様を描く。
田中さんは、「イージス艦と貨物船の衝突事故」で亡くなった貨物船の船長・島谷秀彰(津田健次郎さん)の妻・島谷加奈子を演じた。
田中さんは同役について「ずっと悲しみのなかに生きている。演じていてもとてもつらくて、悲しいし、基本的に誰も周りにいなくて孤独でした」と冗談めかして述懐。この日は防衛大臣を演じた向井理さんも出席しており、田中さんは「向井さんとはワンシーンだけだったんですが、それが私のクランクアップのシーンだった。『大変な役でしたね』と言っていただき、どこか報われました」とほほ笑んだ。
それを聞いた向井さんは「ある種、被害者でもあり加害者でもある、すごく難しい役。感情的にもなるし、大変な重い役だなと思った。クランクアップのシーン、僕も一緒だったんですけど、すごく感情を出さないといけないところで、暑いなか、体力的に大変ななか、全力でやりきっている姿は神々しかった」と称賛。「そういう方にかける言葉ってなかなかないんですけど、シンプルに(伝えた)。僕はすごくすてきな役だなと思って見ていました」とねぎらった。
イベントには田中さん、向井さんのほか、竹野内さん、黒木さん、斎藤工さん、山崎育三郎さん、柄本時生さん、西野七瀬さん、津田さん、尾上菊之助さん、吉田羊さん、小日向文世さん、田中亮監督も出席した。
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