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「世界遺産 特別企画 空から見る!アンコール遺跡群」の一場面=TBS提供
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「世界遺産 特別企画 空から見る!アンコール遺跡群」の一場面=TBS提供

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世界遺産:アンコール遺跡群に空から迫る クメール美術の最高傑作「アンコール・ワット」、東洋のモナリザ「テバター」も

 俳優の杏さんがナレーションを務めるTBSのドキュメンタリー番組「世界遺産」(日曜午後6時)。4月16日の放送は「空から見る!アンコール遺跡群」と題し、カンボジアのジャングルにあるアンコール遺跡群に空から迫る。9世紀末から600年にわたって栄え、最も多い時で10万人が暮らしたという都に残る、仏教遺跡を紹介する。

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 クメール美術の最高傑作と言われる「アンコール・ワット」は、三重の回廊に囲まれ、中心に向かって高くなる構造の寺院。5本の塔がそびえ、中央塔の高さは65メートルにもなる。都の北東には聖なる山があり、大切な水源でもあった。ヒンズー教を信仰したアンコールの人々は、その山に見立てて建設したという。

 12世紀、国を最も繁栄させた王、ジャヤバルマン7世は、歴代の王と違い熱心な仏教徒だった。そのため造った寺院は仏教色が色濃く出ている。巨大都市「アンコール・トム」も造営し、人口は最大となった。そして領土を拡大し、栄華を極めることになる。

 アンコール遺跡群は芸術の都でもあり、寺院の壁や柱に施された彫刻の精巧さは目を見張るものがある。中でも傑作と呼ばれるのは女神像「テバター」。その美しさを称えて“東洋のモナリザ”と呼ばれる。世界遺産となったのはその芸術性の高さも理由の一つだった。

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