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昨年9月、岡田健史から改名した俳優の水上恒司(みずかみ・こうし)さんが、ヤンキーマンガを映画化した「OUT」で暴走族の副総長を演じることが4月20日、明らかになった。ビジュアルも公開され、水上さんは金髪リーゼントでヒゲをたくわえている。11月公開予定。
原作は井口達也さん原作、みずたまことさん作画の同名マンガ。井口さんはお笑いコンビ「品川庄司」の品川祐さんの中学時代からの友人。「OUT」は品川さんが自身の青春の日々をつづった小説「ドロップ」の後日談。「ドロップ」は2009年、品川さんが「品川ヒロシ」名義で監督・脚本し、映画化された。品川さんは映画「OUT」の監督・脚本も務める。
主人公で伝説の超不良・井口達也を倉悠貴さん、暴走族「斬人(キリヒト)」の総長・丹沢敦司を醍醐虎汰朗さんが演じる。
水上さんが演じるのは、「斬人」の副総長・安倍要。こわもてだが律儀で義理人情に厚い男気あふれる熱血漢。メンバーをまとめ上げるキャラクターという。
水上さんは今回の起用について「学校のルールや野球部の規則などバカ真面目に守ってきた(ちょっと破ったこともなくはないケド)学生生活でしたので、俗に言うヤンキーの役はいつかは演じてみたいと思っていました。でも、リーゼントにヒゲ面デカ男とは思っていませんでした」とコメント。「水上、意外とこんな役やるんだ、とアピールしたいです」と話している。
品川さんは水上さんについて「要は不良なんだけど、正義感とか友情とかを一番大事にしているキャラクター。その正義感、友情を感じさせてくれる」とし、「体も大きくて筋肉がしっかりとしているので強さに説得力がある」とコメントした。
また「とにかくストイック。顔が優しすぎるとも思ったけど役作りでマンガそっくりの要になっていたし、筋肉もジムに通ってひと回り大きく仕上げてきていた。水上君のいるシーンは安心する」と撮影を振り返っている。