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取材に応じた中条あやみさん
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中条あやみ:今は「これからがスタート、という気持ち」 「TOKYO MER」の反響が自信に

 俳優の中条あやみさんがこのほど、さいたまスーパーアリーナ(さいたま市中央区)で開催された大型ファッションイベント「第37回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2023 AUTUMN/WINTER(TGC)」に出演し、イベントの合間に取材に応じた。今年5月に結婚を発表し、生活も変化。俳優としても今は「これからがスタート、という気持ち」と語る中条さんに、今の心境やプライベートで大事にしている時間などを聞いた。

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 2012年から出演し、TGCには欠かせない存在。近年は「さらにパワーアップしていると肌で感じています」とイベントの印象を語る。コロナ禍では観客のいないランウエーを歩き、有観客に戻ってすぐのころは、探りながら歓声を上げるような雰囲気も感じていたが、「今は、思う存分楽しんでいる空気が伝わってきますね」とほほ笑む。

 「今後もお仕事を続けてもっと成長していけたら」と意欲的に語る中条さん。ドラマや映画、バラエティー番組と幅広く経験し、今は「これからがスタート、という気持ちです」という。

 「今までは、お芝居やそれ以外のいろいろなお仕事をする時、『上手にできているかな』と不安や心配の方が大きかったんです。やっと、もっと堂々としっかりと、お仕事をしていけたらいいなと思えるようになりました」

 そう思えるようになったのは、連続ドラマも放送され、救命医療チームの一員を演じた劇場版「TOKYO MER~走る緊急救命室~」がきっかけ。多くのポジティブな反響があり、「お仕事として、しっかり認めてもらえた」と手応えと自信につながったという。

 「子供たちや高校生から、とてもたくさんのお手紙が届いたんです。『私も医療従事者になりたい』という応援のメッセージもすごくいただいて……。撮影は大変でしたけど、それ以上にやりがいを感じました。『自分がやってきたことは、間違っていなかったのかな』と自信につながって、自分の中でも大きなきっかけになる作品だったと思います」

 これまでの作品でも反響はあったが、「共感してもらえる役だけでなく、批判や辛辣(しんらつ)な意見をいただくこともあるので」と明かした。

 そんな中条さんが、プライベートで大事にしている時間を聞くと……。

 「今は茶道を習っています。季語を考えたり、掛け軸やお花を見てその時期の楽しみが感じられたり、日本の四季を楽しめて、(茶道は)すごく丁寧。あと、最近は思い出や反省を日記に書き留めていますね。すごく忘れっぽいので書くようにしています(笑い)」

 充実の日々を過ごす中で目標は、求められる存在であり続けること。

 「今後も、ちゃんと求めてもらえるような存在でありたいですね。エンターテインメントの仕事はすばらしいと思っているので、しっかりとみなさんに感動やワクワクなど、いろいろなものを届けられる女性でいられたらと思っています」

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