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俳優の杏さんが12月8日、東京都内で行われた、黒柳徹子さんの自伝的小説「窓ぎわのトットちゃん」(講談社)が原作の劇場版アニメ「窓ぎわのトットちゃん」(八鍬新之介監督)の初日舞台あいさつに登場した。杏さんは「子供を産んだ直後に(黒柳さんが)病院に駆けつけてくださった」と黒柳さんとの親交を明かした。
この日、黒柳さんからキャスト陣への手紙が届けられ、MCが代読した。杏さんには、「杏様、母の声をやってくださって本当にありがとうございました。母の声とぴったりでとてもうれしかったです。 病院でお会いした偶然が、思い出してみても楽しかったです。今パリにお住まい? お元気でね。子供可愛い? また会いたいわ。じゃあね」とメッセージが寄せられた。
杏さんは、「すごくプライベートな内容だったので、ちょっと補足しますと、毎日連絡を取り合っているとか、そこまで密に連絡は取っていないのですけど、子供を産んだ直後にたまたま連絡を取っていたら、(黒柳さんが)『私、近くにいるんだけど』と病院に駆けつけてくださった。そのときに子供を見てもらいました」と語った。
さらに、「収録のときも子供とごあいさつさせていただいたり、会っていただいたりして、子供たちを孫のように可愛がってくださっています。ぜひ、ひ孫まで見ていただきたい」と笑顔で話した。
「窓ぎわのトットちゃん」は、第二次世界大戦が終わる前の激動の時代を背景に、黒柳さんが自身の幼少期を自伝的に描いた小説。1981年に出版され、国内の累計発行部数は800万部以上。世界各国でも20以上の言語で出版され、世界累計発行部数は2500万部を突破している。同作がアニメ映画化されるのは今回が初めて。
舞台あいさつには、大野りりあなさん、小栗旬さん、滝沢カレンさん、役所広司さん、八鍬監督も出席した。