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生見愛瑠さん=2023年撮影
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生見愛瑠さん=2023年撮影

めるる:今年も俳優としての飛躍に注目 「表情すべてに魅力がある」朝ドラ脚本家・岡田惠和も絶賛

 モデルで俳優の「めるる」こと生見愛瑠さん。2021年の俳優デビューから演技力の高さが注目されるなか、2023年、「第46回日本アカデミー賞」の新人俳優賞を受賞し、2本の連続ドラマにメインキャストとして出演。その評価を確かなものにした。女性ファッション誌「CanCam」(小学館)の専属モデルを務め、バラエティー番組にレギュラー出演しながら、俳優としての期待がますます高まる生見さんの昨年のドラマ出演を振り返る。

 2023年は4~7月に放送された「日曜の夜ぐらいは...」(ABCテレビ)で、10年以上のキャリアがある俳優の清野菜名さん、岸井ゆきのさんとともにメインキャストの一人に抜てき。田舎で祖母と二人暮らし、勤務先も同じで、“毒母”の存在に悩まされる……という複雑な心理の役どころながら、若手演技派の2人に引けを取らない芝居を見せた。

 中でも話題となったのは勤務先を退職する際の長せりふ。周囲から嫌がらせを受けてきたことへの不満を初めて爆発させるシーンで、「お前ら全員、必ず不幸が訪れます」などの衝撃的なせりふを言い放ち、圧倒された視聴者も多かった。

 同作への出演は、企画・プロデュースを手がけた清水一幸さん、脚本を手がけた岡田惠和さんの目に留まったことが始まり。2022年に生見さんが出演したドラマを見た2人が「絶対に出てほしい……!」とオファーした。岡田さんはNHKの連続テレビ小説「ちゅらさん」「おひさま」「ひよっこ」の脚本家としても知られ、「日曜の夜ぐらいは...」での生見さんの演技を「表情すべてに魅力があって、芝居することを楽しんでいるのが伝わってくる。ドラマを豊かにしてくれる。ありがとう」と絶賛するとともに感謝。「これからもどんどん俳優のお仕事、絶対に続けていきましょう」とその活躍に期待を寄せている。

 生見さんはさらに5月に「風間公親-教場0-」(フジテレビ)の第4話に、19歳の妊婦で殺人犯という難役で出演。インパクトを残した。10月からは、俳優の木南晴夏さん主演の連続ドラマ「セクシー田中さん」(日本テレビ)にメインキャストとして出演し、ボブヘア、ミニスカート姿で愛され女子を演じて準主役級の活躍ぶり。

 2021年に出演した「恋です!~ヤンキー君と白杖(はくじょう)ガール~」(日本テレビ)から、俳優業では、バラエティー番組で見せる「明るく可愛いめるる」とのギャップで話題となることが多かったが、「セクシー田中さん」ではパブリックイメージ以上の可愛らしい魅力にあふれる演技で、ファンを喜ばせた。

 俳優デビューから3年でさまざまな役どころに挑戦し、評価されてきた生見さん。俳優として、今年もさらなる活躍に注目だ。

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