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吉永小百合:「日活撮影所は、私の青春」 映画デビュー65周年記念企画を6月から2年間実施 写真集、ブルーレイ&DVD発売 東京・神保町シアターで作品上映も

 俳優の吉永小百合さんの映画俳優デビュー65周年を記念して、「吉永小百合の青春時代」をテーマに「吉永小百合 映画女優デビュー65周年記念企画」が6月から2年間にわたり実施される。

 6月刊の「吉永小百合 青春時代 写真集」(文藝春秋)は、1960年のデビューから1976年まで、全日活映画の豊富なアーカイブから吉永さんが監修した写真集で、昨年実施された日活出身の女性俳優らとの座談会も掲載される。

 吉永さんは「日活撮影所に初めて行ったのは、高校の入学式の日でした。制服からまっ赤なブラウスに着替え、精いっぱいおしゃれをして撮影所までのバスに乗りました。それからの日々は、日活が私のもう一つの学校になったのです」と当時を鮮やかに振り返る。

 また、「デビュー作では、赤木圭一郎さんに出すコーヒーの手が震えてNGを連発しました。徹夜で看病してくれたマリア様のような芦川いづみさん、不器用な私の直球を巧みなインサイドワークで受け止めてくれた浜やん(浜田光夫さん)、優しい先輩、同級生が、たくさんいました」と感謝を述べている。

 さらに、「不安なことも楽しいこともありました。本当に充実していました。日活撮影所は、私の青春なんです。『何でも困ったことがあったら、先生に相談するんだよ』と浦山桐郎監督がおっしゃった声が、今でも胸に響きます。私はいまでも女優を続けていますが、日活時代に学んだことを大切にしています。この度、青春時代の写真集が出来ました。私の青春を、どうぞご覧ください」とコメントしている。

 また、65周年企画の一環として、「吉永小百合 日活デビュー65周年記念ブルーレイ&DVDシリーズ『青春と純愛』」の発売も決定。第1弾として、吉永小百合&浜田光夫「純愛ブルーレイボックス」が発売される。以降、ブルーレイ&DVD約25タイトルが継続リリースされる予定。さらに、5月25日から6月28日に、「1960年代―吉永小百合と私たちの青春」と題して、東京の神保町シアター(東京都千代田区)で計20作品が上映される。

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