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野口健:20歳の長女も登山家 昨年一緒にヒマラヤ6000メートル級の山に 九死に一生の体験も「徹子の部屋」で語る

 登山家の野口健さんが、3月15日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。昨年大学に入学した20歳の長女・絵子さんとの登山の写真や、昨年1月にヒマラヤの6000メートル級のアイランドピークに登ったときの動画を公開した。

 野口さんは、絵子さんが小学生のころから一緒に山に登っているといい、中学生のときにはアフリカのキリマンジャロにも挑戦。アイランドピークに登る前には、妻から「絵子だけは絶対に無事に帰せ」と言われていたことを明かした。

 野口さんと絵子さんは5年前、同番組に2人で出演していた。その映像も放送され、15歳の絵子さんは「いつかお父さんとお酒を飲みながら自分の恋愛話をしてみたい」と語っていた。

 野口さんは、昨年9月にはヒマラヤの高峰マナスル(8163メートル)に挑んだ。雪崩や落石の多い難峰で、過去3回とも登頂できなかった。「4度目の正直、と思ってかなりトレーニングしてマナスルに入った。6600メートルぐらいで呼吸が突然できなくなった」と振り返る。一刻も早く下山しないといけない状態で、たまたま別の隊が呼んでいたヘリに助けられたという。

 「お医者さんが、あのタイミングでヘリに乗れなかったらたぶん助かれなかったと。かなりお前はラッキーだったと。だからこの命を大切にしろよ、と散々言われました」

 マナスルは、盟友で山岳カメラマンの平賀淳さんと一緒にチャレンジしてきた山。今回も一緒に行く予定だったが、平賀さんは違う山で遭難して亡くなった。「相方を失ったときにどうするかというのは、登山家にとって一つのテーマでもある。先に逝った仲間の分も山に登る。それで今回行ったんです」と明かした。

 そんな野口さんが今回、ヘリでレスキューされて、酸素を吸いながら窓から見たマナスルの山を見て、「山って眺めるもので、登るものではないんじゃないか」と思ったといい、「気づくのに35年かかりました」と話した。 

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