トーク番組「徹子の部屋」に出演した尾木直樹さん=テレビ朝日提供
教育評論家の「尾木ママ」こと尾木直樹さんが、4月5日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。就職活動で迷っていた時期、母親から「直樹はね、つらい思いを高校時代にしたから、不登校とか不良の子とかそういう子の気持ちがよく分かるいい先生になれる。先生が向いていると思うよ」と言葉をかけられたことを語った。
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尾木さんは転校の際に高校1年生の単位をもらえておらず、1年生を修了していなかったことが発覚。2年生に入れず、もう一度、1年生をやることになった。
「他の子と違うなと、疎外感をすごく感じて。学校が自分の居場所じゃないと。県立図書館が近くにあったので、授業が終わって(午後)3時すぎるとそこへ直行して。夕食も食堂で食べて、(午後)9時の閉館までほとんど毎日図書館詰めしていました。そこでいろいろ本を読んで、それが今の評論家のためになってすごく役に立って」と当時を回顧。
しかし、10代の尾木さんにとっては、苦しく、とてもつらかった出来事だった。母の言葉によって「そういう子の味方になれるいい先生になろう」と決意し、教員に。
「今もずっと教育に携わって。44年以上で、自分にとっては天職だなと。子どもたちが大好きなんです。いいアドバイスを母はしてくれたんだ、としみじみ思います」と語った。
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