バンタン渋谷美容大学院大学部で初授業を行ったMEGUMIさん
俳優のMEGUMIさんが4月10日、バンタン東京校(東京都渋谷区)で4月から新設されたバンタン渋谷美容大学院大学部で初授業を行った。生徒から「夢に向かうためどんな努力をしてきたのか」と質問を受けると、歌手デビューするも挫折し、その後27歳から役者になるため演技を基礎から学んだことを紹介した。
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MEGUMIさんは19歳のときに歌手デビュー。しかし「CDを出せたけど、びっくりするくらい売れなくて。歌手を諦めて、違う道を探さないといけなかった」と挫折を経験した。その後、グラビアやバラエティーなどで活躍するも「楽しいけど自分が本当にやりたいことなのか」と自問自答する日々だったという。
「27歳のとき妊娠して、忙しい日々がピタッと止まり、自分と向き合う時間がやっとできた。もともと映画は好きだったけど、今よりもタレントと映画には距離があって、タレントの自分が映画に出たいと思うのは申し訳ないって気持ちを抑えていた。妊娠して食器を洗っているときだったかな? 『映画に出たい』って思った。27歳で遅いけど、そこからマネジャーさんにも気持ちを表明した」と語った。
そこから夢を実現するため演技を学び始める。MEGUMIさんは「先生をつけて台本の読み方や泣き方、発声も習った。あとは作品を見て感想を書いた。地味な作業だけど、その世界と関わることなら何でもいいからやった。そうすると、その世界に寄っていく実感があった」と話した。ようやく役者として仕事が入るようになったが、気づけば年月が経過。「女優として仕事するのに10年くらいかかった」としみじみと回顧した。
バンタン渋谷美容学院大学部は美容の専門知識とスキル、大学卒業資格も取得できる美容学校。今春に新設され、MEGUMIさんは名誉学院長に就任した。この日は質問タイムを含めた約50分間、生徒の前で講義を行い、夢をかなえる秘訣(ひけつ)や自身の経験を語った。
初めての授業を終え、「ドキドキわくわくしながら聞いてくれる姿に、こちらもパワーをいただいた」と笑顔。「芸能界で23年やってきて、母として、働く女性として、経験からお伝えすることがあるならと思って(名誉学院長を)ありがたく引き受けた。先に生きているので、そういう観点で伝えることができたら」と今後の意気込みを語った。
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