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今年30歳を迎えた俳優でタレントの筧美和子さん。7年半ぶりの写真集「ゴーみぃー」(集英社、4月26日発売)には、メガネをかけた“すっぴん”の表情など、東京、沖縄、長崎五島列島・福江島で撮影された筧さんの自然な姿が収められている。筧さんに、30歳を迎えた心境や理想の女性像、写真集の見どころなどについて聞いた。
◇30代は「もっともっと自由に」
3月6日に30歳になった筧さん。30代を迎えた心境は……。
「自分って単純だと思うんですけれど、30代になったら楽しくなるよとか、ラクになるよ、30代へようこそと迎え入れてくださる先輩方がたくさんいて、30代になった瞬間からそれらすべてを受け止められて、うれしくなりました」と笑う。
20代は“挑戦する日々”だったという。
「19歳くらいからお仕事を忙しくさせてもらっていて、20代前半はグラビアやモデル、お芝居など挑戦する時間が多かったな、と思います。20代後半になって、自分の時間やゆとりが持てるようになってきました」と振り返る。
30代を迎える直前の29歳のときは「自分では年齢はあまり気にしていないつもりだったんですが、今考えると30代に向けて、焦りではないですけれど、何かを成し遂げなければ……という気持ちと戦っていたのかな、と思います」といい、「だから30歳になったときに一区切りがついたというか、新しい旅立ちをすごく気持ち良く迎えられたので、これまでの自分に感謝し、これからどんどん楽しい時間を過ごせたらいいなってワクワクした気持ちになりました。30代はもっともっと自由に、良い人間になっていきたい」と年を重ねるのが楽しみになってきたようだ。
◇50代の母「新しいチャレンジをする姿がカッコいい」
理想の女性像を尋ねると、「母とおばの三姉妹」という答えが返ってきた。
「母は三姉妹の真ん中で、上と下におばがいるんですけれど、今、全員50代の3人がものすごくパワフルで、周りをすごく楽しませて、愛情深くて。私からすると、子供の頃からカッコいい、こんなふうになりたいなと思える人たちです。それはずっと変わらないし、年々自分が大人になっていくにつれて、そのすごさを改めて感じています」
「特に母は、いくつになっても新しいチャレンジをする姿がとてもカッコいい」と話す。
「母の今の趣味は、DIYをしたり、絵本を作ったりしています。クリエーティブな部分も含めて、年齢を重ねても新しいことにチャレンジしていく姿に憧れます。もちろん家族のことをすごく大事にしてくれているし、自分の楽しみも大事にしていて、そういう生き生きした姿に私は力をもらえるので、そういう大人に私もなれたらなと思います」
◇「自分のために優しいご飯を作る」ことでリラックス
今、一番リラックスするのは「キッチンにいる時間」だという。
「最近は、サワラの梅煮を毎日作っています。はまるとそればかり食べてしまうところがあって、ここ1週間くらいずっと食べてますね(笑い)。きっかけは『大根おろしが体に良いよ』と知り合いに教えてもらって。もともと梅煮は好きだったんですが、大根おろしと合いそう、と思って入れてみたら、めちゃくちゃおいしくて。そんなちょっと自分のために優しいご飯を作る時間は、とてもリラックスした気持ちになります」
また、最近は美容と健康のために「ピラティス」をやっていると明かす。
「年を重ねるにつれて、だんだんボディーメークというより、体を整えるという感覚になってきて、それが今、一番しっくりきます。食事もそういう感じで今、何を食べたいかなと、浮かんでくるものを食べると、ああ今、私に必要だったんだなと思えて。本能に従って、自分の体の声を聞くようにしています」
7年ぶりの写真集でも「ありのままの自分」を見せることができたと手応えを感じている。
「20代の頃は撮影の前にトレーニングしたり、ダイエットしたりしていたんですけれど、今回はあまりそういうのは必要ないかもと思って。自分がすてきだなと思う女性を思い浮かべたときに、思い切りおいしいものを食べて生き生きしている人だと思ったので、無理して作っていない姿が写ればいいなと。自然体で、おいしいものをいっぱい食べて撮影に臨みました」
読者に向けて、「今まで見せてこなかった自然な姿が写っていて、完成したものを見て、本当に良かったなと思いました。きれいな部分だけじゃなくて、ちょっと顔色が悪かったり、むくんでいたり、髪がボサボサだったり、そういう姿もすごく人間味があって、魅力の一つなのかもと思って、楽しんでくださる方がいたらうれしいなと思います」とメッセージを送った。