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佐久間良子:85歳、疎開先の思い出や離婚を決めた日の思い明かす 波瀾万丈の人生を振り返った初の著書 来年1月発売

 俳優の佐久間良子さんが、来年1月に自身初の著書「ふりかえれば日日良日(仮)」(小学館)を発売する。自伝的エッセーで、栄養失調で死ぬところだったという疎開先の思い出、子供たちのために離婚を決めた日など波瀾(はらん)万丈の人生を振り返り、今の暮らしぶりや日々を楽しく過ごすコツを明かす。

 佐久間さんは、1939年生まれ。58年に「美しき姉妹の物語・悶える早春」で映画デビューして以来、「五番町夕霧楼」「細雪」など140本以上の映画に出演。また、舞台出演のほか、81年の「おんな太閤記」でNHK大河ドラマ史上初めての単独女性主演を果たした。2012年には、旭日小綬章を受章した。

 出版にあたって「これまで執筆のご依頼を再三いただいてきましたが、なかなかその気になれませんでした。しかし今回、年を重ねる中で、私の生き方や考え方が読んでくださるかたの日々を明るくする一助になるのであれば書いてみようかなと思った次第です」とコメントを寄せた。

 刊行に合わせて「神保町シアター」(千代田区神田)で、これまでにない規模での出演作品の上映も決定(上映作品は未定)し、登壇イベントも予定している。

 四六判、256ページ。1980円。

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