俳優の今田美桜さんが、12月4日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に初出演した。3人きょうだいの長女である今田さんは、子どもの頃は保育士になりたかったといい、「通っていた幼稚園の先生がすごく大好きで、その先生みたいになりたかったのを覚えていますね」と明かした。
高校2年の時、生まれ育った福岡でスカウトされたときは芸能界への興味は全くなかった。「まさか自分がそういうお仕事をできるとも思っていなかったですし、声をかけていただいたときはびっくりしました」と振り返る。
両親は、学業優先でできるならやってみたら、と背中を押してくれ、演技レッスン、ウオーキングレッスン、リポーターレッスンなどにチャレンジした。福岡時代のキャッチフレーズは「福岡で一番可愛い女の子」。今田さんは、「おこがましいですけど、最初はそれでやらせていただきました」と照れ笑いを見せた。
高校3年で進路を決める際には、芸能界への思いがどんどん強くなっていった。両親は反対はしなかったが、選択肢を広げるためにも大学には行ってほしい、という考えだった。「ただ私はこのお仕事だけをやっていきたいというのがあったので、(両親と)かなり話し合いました」と振り返った。
担任の先生が後押ししてくれたこともあり、両親は条件付きで認めてくれた。「22歳の、皆が大学を卒業するタイミングまでに今とあまり変わらなかったら、いったん考えようね」という条件を出された。
19歳で上京。21歳のときには、連続ドラマ「花のち晴れ~花男 Next Season~」(TBS系)に出演した。「自分の中でいろいろと転機もあって。そこからは両親とそういう話はしなかったですね」といい、「期限があったからがむしゃらに頑張れたところもありますし、よかったなと思っています」と笑顔で話した。