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葵わかな:本能的に大事にしている父の言葉 「自分からまず相手のことを好きにならないと」

 人気グループ「Travis Japan」の宮近海斗さんと俳優の葵わかなさんがダブル主演を務める、テレビ朝日系「オシドラサタデー」(土曜午後11時)枠の連続ドラマ「ホンノウスイッチ」が1月11日、スタートする。葵さんに2025年の抱負や本能的に大事にしていることを聞いた。

 ◇2025年はアクティブに 「いろいろな人に出会って、話を聞きたい」

 新年からドラマの放送もスタートする葵さんに、どんな1年にしたいかを聞くと、「アクティブに動く1年にしたい」と答えた。

 「昨年、久しぶりに海外旅行に行って、自分の中でようやく“動き出した”感じがしたので、今年はさらに外に出かけたいなって思います。のんびりしたいなって思う時期もありましたが、それよりは、もっといろいろな人に出会って、いろいろな話を聞きたいなと、気持ちが外に向いている気がしています」

 ◇等身大で演じる26歳 「人生観とか一緒なのかな」

 ドラマはKUJIRAさんの人気マンガ「ホンノウスイッチ」(講談社「comic tint」所載)が原作。物心つく前から隣同士、26年間家族のように過ごしてきた幼なじみの秋山聖(宮近さん)と星小和(ほし・こより、葵さん)がひょんなことから一夜をともにしてしまい、封印してきた互いへの思いに気付き“遅れてきた初恋”を始める物語だ。

 葵さんが演じる小和は、自身と同じ26歳で、ゲーム会社で働くプランナー。

 「小和はすごくはっきり意見が言えて、たぶん男女ともに分け隔てなくフランクに付き合えるタイプ。職種は違いますが、私も同じ26歳で、台本には書かれていないけど、自分のこの先の人生観とか、いろいろ考えることは一緒なのかなとか思って、台本にない部分も想像しながら演じています」

 幼なじみとの恋愛を描く作品で、葵さん自身も地元の友だちや、業界で昔から一緒に仕事をしていた仲間など、幼なじみといえる存在がいるという。

 「どちらもすごく大事ですし、大丈夫かな? 幸せかな?って思いやる間柄なので、幼なじみがいる尊さとか、信頼関係の深さのようなものはすごく共感できました」

 想像力を働かせると、「ずっと友だちだった人と恋人関係になって恥ずかしすぎるっていう感じがわかるので、等身大で演じられそうです」と話した。

 ◇宮近海斗の適当トークで寒さを乗り切る?

 ダブル主演の宮近さんは、「おもしろいことを言うのがすごく上手」という。

 「外ロケが多くてけっこう寒いんですが、『あれ? 風がやんだ?』と言ったら、『さっき風のサブスク登録しておいた。今まだビジターだから1時間300円。ちょっと高いけどおすすめだよ』って(笑)。別の風が強かった日には『アプリメンテナンス中』とか。寒さも楽しく笑いにかえながら撮影をしています」

 作品のタイトルにちなみ、本能的に大切にしている感覚を聞くと、人見知りを克服するきっかけになったという、子どもの頃に父からもらった大切な言葉を挙げた。

 「作品が変わる度に新しい方とお仕事をする機会が多く、人見知りな私にはずっと“新学期”みたいな感じで、早く信頼関係を築くために、積極的にコミュニケーションをとりたいなと思っています。子どもの頃、『こんなふうに話しかけられたらいやかな?と考えすぎて、うまく話せない』と父に打ち明けたとき、『自分が思っているように相手も思ってくれるものだから、好きになってほしいんだったら、自分からまず相手のことを好きにならないと、同じものを返してくれないんじゃない?』とアドバイスをくれました。それを今もすごく大事にしています。 顔合わせやクランクインの前日に『どうしよう、仲良くできるかな』と心配になることもありますが、実際にお会いして、いいなとかすてきだなと感じたことは、伝えるようにしています」

<プロフィル>

 あおい・わかな 1998年6月30日生まれ。神奈川県出身。2009年に女優デビュー。2017年にはNHK連続テレビ小説「わろてんか」で、ヒロイン・藤岡てん役を演じた。2019年にミュージカル「ロミオ&ジュリエット」で初舞台&初ミュージカルに挑戦。同年、第43回エランドール賞新人賞を受賞。1月から日本テレビ系「news zero」(月~木曜午後11時、金曜午後11時半)に火曜日パートナーとして出演。

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