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吉岡里帆:「見ていただける方のパワーになれるように精進していきたい」 「正体」で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞

 日本映画の祭典「第48回日本アカデミー賞」授賞式が3月14日、東京都内で開催され、映画「正体」(藤井道人監督)の吉岡里帆さんが最優秀助演女優賞に選ばれた。

 この日、石川県七尾市で舞台に出演するため、リモートでの参加となった吉岡さん。最優秀女優賞として名前を呼ばれると「ごめんなさい、本当にちょっとびっくりしすぎちゃって……」と驚き、「とてもうれしいです。この作品は私にとっては、人生においてとてもとても重要な作品になりました」と喜びを語った。

 続けて「能登の七尾市というところからごあいさつさせていただいているんですけど、今は正直お茶の間の気持ちになっていまして、大好きな俳優さんがあいさつされているのを見て笑顔になってしまったり、『私もその作品見てすごく感動したー!』という気持ちになっています。遠く離れていたとしても、映像というのは、その場所、その場所にエネルギーを残して、時代を超えていくものだと思っています。そんな(映画に携わる)一人として、少しでも見ていただける方のパワーになれるように精進していきたいと思っています」とスピーチした。

 映画は、第37回横溝正史ミステリ大賞優秀賞を受賞した染井為人さんの同名小説(光文社)が原作。日本中を震撼(しんかん)させた殺人事件の容疑者として逮捕され、死刑を宣告された鏑木(横浜流星さん)が移送中に脱走する。刑事・又貫(山田孝之さん)は、逃走を続ける鏑木と日本各地で出会った沙耶香(吉岡さん)、和也(森本慎太郎さん)、舞(山田杏奈さん)を取り調べるが、それぞれが出会った鏑木は全く別人のような姿だった……という展開。顔を変えながら日本を縦断する鏑木の真の目的に迫る。

 同賞は日本の映画芸術、技術、科学の向上発展のために設けられ、選考は日本アカデミー賞協会員の投票で実施される。今回の選考は、2024年1月1日~12月31日に公開された作品が対象。授賞式は羽鳥慎一さんと安藤サクラさんが司会を務める。

 ◇優秀助演女優賞は次の通り(敬称略)

 芦田愛菜「はたらく細胞」▽清原果耶「碁盤斬り」▽土屋太鳳「八犬伝」▽山田杏奈「正体」▽吉岡里帆「正体」

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