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6月9日放送の「徹子の部屋」に出演した浅田美代子さん=テレビ朝日提供
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6月9日放送の「徹子の部屋」に出演した浅田美代子さん=テレビ朝日提供

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浅田美代子:母を亡くし「引きこもりになりそうでした」 愛犬に救われ、いまは保護犬を引き取って恩返し 「徹子の部屋」で語る

 タレントの浅田美代子さんが、6月9日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。70歳で亡くなった母親の闘病や母親の死から立ち直るきっかけになった愛犬などを語った。

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 母は68歳で急性リンパ性白血病と診断され、2年間の闘病生活をへて70歳で亡くなった。自分が68歳になった時に思ったのは、まだこんなに楽しいことがあるのにということだった。かわいそうだったといつも思う。

 すごく元気な母だった。夜中までカラオケを一緒にするような人だったが、少し風邪っぽく熱が高い。点滴で熱を下げてもらおうと病院に行ったのがきっかけで発覚した。治療しなかったら(余命)1カ月と医者に言われた。余命3カ月などは時々聞くが、1カ月とはと驚いた。隠しても、抗がん剤で毛髪が抜ければ本人に分かるので、本人に告知すると医者は言う。それは辛いと思ったが、当時、渡辺謙さんが同様の病気から俳優復帰したので、そのことを言ってほしいと医者に頼んだ。

 告知を母はしっかり聞いて、「わかりました。よろしくお願いします」と冷静に応えた。「私だったら取り乱すのに、すごい、強い、と思った。もちろん一人で病院で泣いたりしたと思うけれど、私たちの前では全然」と振り返った。

 母を亡くし、「引きこもりになりそうでした」と言う。しかし、2匹の飼い犬がいたので、ご飯をやったり散歩に行ったりしなければならない。「散歩なんか行きたくないと思っても行かなきゃいけない。そういうことを続けているうちに、春が来たなとか秋になってきたなとか、そういうのを肌で感じるようになって、癒やされて立ち直れた気がするんです」と話した。1匹は20歳まで、もう1匹は17歳まで生きた。

 「私は犬に助けられたと思った。私が母の死から立ち直れたのは、この子たち(2匹の飼い犬)のおかげだと思ったので、何かしたいと思ったんです。犬に恩返しというとオーバーですけど、殺処分になるかもしれない子を1頭引き取ってみようと思った」と言う。

 引き取った犬は「ズタ(ズタ)ボロ(ボロ)なんです。それが、普通の家に入ることによって顔も変わってくる」「普通に家があって、普通にご飯が食べられて、どんどん顔が変わってきます。ひどかった子がどんどん心を開いていく様子に感動した。ずっと尻尾を下げていた子が、仕事から帰って玄関に(入った私に)尻尾を振って迎えに来てくれた時、涙が出た。やっとうちの子になったねという感じだった」。その犬は4年前、18歳まで生きた。

 2年前にまた保護犬を引き取った。全身の毛が抜けていたが、「医療もかけてあげたい」と引き取ったところ、「(抜けていた毛が)生えてきたんです。生えてこないと言われたんですけども、生えてきた」。今は3匹飼っている。一番多い時は5匹いた。「さすがに私も年齢が年齢なので、散歩も2回に分けて行っています」と明かしていた。

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