高畑充希：大切な思い出は「エレベーターの匂い」　14歳から立っている地元・大阪の劇場で「あ、この匂いだ！」

　俳優の高畑充希さんが8月27日、東京都内で行われた、人気グループ「SixTONES（ストーンズ）」の松村北斗さん主演の映画「秒速5センチメートル」（奥山由之監督、10月10日公開）の完成報告会に出席した。これからも大切にしていきたい思い出を「エレベーターの匂い」と明かした。

　高畑さんは「小さいときから舞台に立つ人になりたくて、ミュージカルに憧れてこの世界に入りました。デビューしたときから今まで何度も立っている地元・大阪の劇場があるんですけど、そこのエレベーターの匂いが忘れられなくて。別にいい匂いではないんですけど、楽屋から舞台に上がっていくエレベーターで、14歳の時からいつも『あ、この匂いだ！』って思う」と明かした。

　続けて、「思い出って絵で残ってることもあるけど、けっこう匂いとか空気みたいなものでも覚えていることが多いなと思います」といい、「映画は匂いが感じられないけど、この映画でもそんなことを思いました」と話した。

　2007年に公開された新海誠監督の同名劇場版アニメを実写映画化。主人公・遠野貴樹が小学生の頃に出会った転校生・篠原明里と心を通わせたみずみずしい日々、小学校の卒業と同時に明里と離ればなれになり種子島で過ごした高校生活、東京でシステムエンジニアとして働きながら漠然とした閉塞感と焦燥感を抱えて過ごす30歳を手前にした青年期と、18年間にわたる人生の旅が描かれる。

　高畑さんは、東京・新宿で書店員として働く静かな日常を過ごす、大人になったヒロイン・篠原明里を演じる。

　イベントには、松村さん、森七菜さん、上田悠斗さん、白山乃愛さん、宮崎あおいさん、吉岡秀隆さん、奥山監督も出席した。