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俳優の柴咲コウさんが11月12日、東京都内で行われた、主演映画「兄を持ち運べるサイズに」(中野量太監督、11月28日公開)の舞台あいさつ付きプレミア上映会に出席した。ふんわりとしたベルスリーブのミニワンピースにメタリックカラーのショートベストを重ね、スエード調のロングブーツを合わせた華やかなコーデを披露した。
髪は編み込みのアップヘアにして後れ毛を出し、ゴールド調のイヤリング、きらめくリングで華やかさをアップしていた。
イベントでは、映画のテーマにちなみ、「家族や近しい人だからこそ素直に聞けなかったこと、聞きそびれたこと」についてトークが展開された。柴咲さんは、「特定の事というよりも、その時その時の素直な気持ちって家族に聞けてなかったなと思うし、自分も言えてなかったなと思う」と切り出し、「多感な時期だからというのもあったと思うけど。本当は相手がどう思ってるのか聞きたかったけど、ちょっと怖くて聞けなかったなということがあります」と振り返った。
続けて、「それはだからシンプルに『愛してる』と言ってほしいというような、根源的なところはそこだと思うんですけど。でもつくづく自分は『好き』とか『愛してる』って全然言ってこなかったなと。それって本当に後悔になるなって思うんですよ」といい、「でもきっとまた同じ状況になったら、恥ずかしくて言えないとなると思うんです。だから本当に家族との距離って難しいというか、シンプルだったらいいのになあと今でも思います」と噛みしめるように語った。
また、同作について「自分の気持ちを吐露したくなるという、そういう不思議な映画に仕上がっているんじゃないかなと思いますし、わたし自身がいち観客だとして、普段レビューを書くような人間ではないのですが、書いてしまうと思うんです。そういう不思議な魅力がある映画だと思います」と話した。
原作は村井理子さんのノンフィクションエッセー「兄の終い」。警察からの電話によって、何年も会っていない兄(オダギリジョーさん)の死を知らされた理子(柴咲さん)。兄と住んでいた息子の良一(味元耀大さん)が発見したことを聞いた理子は「早く、兄を持ち運べるサイズにしてしまおう」と東北へと向かう。警察署で7年ぶりに兄の元嫁・加奈子(満島ひかりさん)とその娘の満里奈(青山姫乃さん)と再会し、後始末にいそしむのだが……というストーリー。
イベントには、オダギリさん、満島さん、青山さん、味元さん、中野監督も出席した。