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俳優の宮崎あおいさんがドラマ「ちょっとだけエスパー」(テレビ朝日系、火曜午後9時)で主演の大泉洋さんが演じる文太と一緒に暮らす女性、四季を演じている。今作は「アンナチュラル」「MIU404」などで知られるヒットメーカー・野木亜紀子さんのオリジナル脚本。宮崎さんに、ドラマで演じる四季についてや、共演の大泉洋さんについて、また、4歳から始め、35年続けてきた俳優の仕事への向き合い方などについて聞いた。
◇四季役は「とても幸せに見えたらいいな」
野木さんの作品に出演することになって、「それぞれのキャラクターがとても魅力的に描かれていて、野木さんの書かれた人物を演じられるのはすごく楽しいし、幸せなことだなと改めて思っています」と語る宮崎さん。
「ちょっとだけエスパー」で演じる四季は、自身と共通点が多いという。そのため自然にせりふが言えるようだ。
「年齢設定的にもほぼ同じですし。マネジャーさんがモニターを見ていて、私が(撮影外で)普通に話していると思ったら、せりふだったということがあったと言っていました。そんなふうに自分が普段話しているのと、四季さんとして話しているのとの違いがあまりないのだと思うんです。四季さんのせりふでちょっとふざけるときとか、多分、自分が普段ふざけている感じで言っている気がします」
四季は、謎の女性から徐々に正体が明らかになっていく。先の展開から逆算して演じているのかと尋ねると、「逆算するのはちょっと難しい部分もあり、深いことはあまり考えずに演じている部分もあって……。ただ、四季がとても幸せに見えたらいいな、ぶんちゃん(大泉さん演じる文太)と一緒にいる時間がとても幸せに見えることが、きっと後々生きてくるんじゃないかなと思っています」と語る。
◇大泉洋には「全力で愛を伝えている」
大泉さんとの共演は、2018年に放送されたスペシャルドラマ「あにいもうと」(TBS系)で兄と妹を演じて以来。「きょうだいの時はけんかばっかりしている設定だったので、お箸を投げ合ったり、殴り合ったりしていたんですけど(笑)、今回は全力で愛を伝えるということを一身にやっております」と明かす。
現場は毎日爆笑だといい、「そんな大した話はしてないのですが、毎日面白いんです。大泉さんが話すことが全部面白いので、ちょっとしたエピソードトークもすごい大爆笑になりますし、大泉さんは、なぜこんなに面白いのだろうと思いながら、一緒にいてずっと笑わせてもらっています」と思い出しながら笑顔で語る。
◇テンポが良く「1話追うごとにどんどん面白くなる」
宮崎さんが仕事をする上で一番大切にしていることは「一生懸命に向き合うこと」だという。「ご縁があって、いろんなことがつながって、今お仕事ができているので、ご縁を大切に、楽しんですべてに全力で向き合っていけたらいいなと思っています」と前向きに語る。
今作については「野木さんの脚本をそのまま演じれば、“重い”女の子が出来上がっていくので(笑)。四季は、過去というか未来というか、結構いろんなことを抱えている女性なので、今後の展開がどうなっていくのかを楽しみにしてもらいたいなと思います。どの人を中心に見ても、それぞれのキャラクターが生きていますし、とてもテンポがいい作品なので、1話追うごとにどんどん面白くなる、楽しんでもらえる作品だと思います」とメッセージを送った。
「ちょっとだけエスパー」は、会社をクビになり、財産も家族も失った人生どん底のサラリーマン・文太(大泉さん)が、Eカプセルを飲んでエスパーになったことから、謎の会社「ノナマーレ」に合格したことをきっかけに“ちょっとだけエスパー”として世界を救っていく。宮崎さんはノナマーレが用意した社宅で文太とかりそめの夫婦として暮らす謎の女性・四季を演じる。ほか、ディーン・フジオカさん、北村匠海さん、宇野祥平さん、高畑淳子さん、岡田将生さんらも出演している。
*宮崎あおいさんの「崎」はたつさき。