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小倉蒼蛙:背中の痛みから肺がん発見 結婚4回、「子供たちのために元気で仕事を」 「小倉一郎」から改名

 俳優の小倉蒼蛙さん(74)が、12月17日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。3年前、六つのがんが発見されステージ4と宣告されるも克服した小倉さんが、家族への思いを語った。

 4回結婚し、4人の子供、5人の孫がいると話した小倉さん。徹子さんから「ご家族が集まる機会とかあるんですか」と聞かれると、「わりと会っている方ですね」と話した。番組では、先日訪れたという白川郷への家族旅行の写真が公開され、「長女の旦那がレンタカーを借りて運転してくれて。天気も良くて結構涼しくてよかったです」と笑顔を見せた。

 がんが見つかった当時のことについて、足首を骨折し整形外科に通っている中で、背中が痛くなったと振り返った。貼り薬を貼っても治らず、病院を受診したところ、両方の肺にがんが見つかった。医師からは「あと1年か2年です」と言われたという。子供たちに報告した後、専門病院を受診したところ、脳、リンパ節、胸の骨、肋骨にもがんがあることがわかり、計6か所のがんが判明した。

 放射線治療で骨と脳のがんは消え、抗がん剤で両方の肺のがんは消え、ほっとしたという。医師からは「治ったかのように見えているだけ」と再発の可能性を指摘されているため、念のため抗がん剤治療を続けている。

 六つのがんを克服したのをきっかけに、心機一転で芸名を「一郞」から趣味の俳句の俳号「蒼蛙」に改名した。闘病を支えてくれた子供たちには感謝しているといい、「元気でいて、子供たちのために元気で仕事していきたいと思っております」と今後の目標を語った。

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