酒造会社「中野BC」(和歌山県海南市)がスイーツのような梅酒「MYRTILLE(ミルティーユ)」を、3日に発売した。“スイーツ梅酒”という新しい発想とワインを意識したラベルデザイン、リキュールをイメージしたネーミングが特徴。09年に限定発売を開始した毎年恒例の商品で、毎年2~3カ月で売り切れるという。
仏語でブルーベリーの意味を持つミルティーユは、和歌山県産のブルーベリーと紀州南高梅を使い、着色料を使っていないためブルーベリー本来の鮮やかな濃い赤紫色の梅酒。手作業で裏ごしされたピューレ状のブルーベリー果肉を1瓶あたり約80グラム含有し、グラスに注ぐととろっとするような果肉感が味わえる。
フルーティーな梅酒の味と、ブルーベリーの濃厚な甘酸っぱさで、氷を入れるロックだけでなく、梅ジュースやシロップと組み合わせて “ブルーベリー梅酒ゼリー”や、ヨーグルトやバニラアイスにかけて食べるといった“大人向けのスイーツ”にアレンジしても楽しめる。
原料の収穫・加工から瓶詰めの作業まですべて手仕込みの500本限定発売で、価格は500ミリリットルで1500円。同社のホームページや酒蔵に併設している売店「長久庵」で販売している。(毎日新聞デジタル)