女性ファッション誌「AneCan」(小学館)の専属モデルの葛岡碧(くずおか・みどり)さん(29)が、7日発売の同誌9月号の表紙に初めて単独で登場し、セミヌードを披露することが5日、明らかになった。同誌の表紙でセミヌードを披露するのは2009年7月号の高垣麗子さん以来、2人目。葛岡さんは、ほぼノーメークで撮影に挑み「一皮むけたような気持ち」と話している。セミヌードに挑戦した心境、30歳を前に20代を振り返っての気持ちを聞いた。(毎日新聞デジタル)
葛岡さんは10代からモデルとして活動し、20歳のときに仙台から上京。01~10年に女性ファッション誌「Ray」(主婦の友社)で専属モデルを務めた後、10年12月からAneCanの専属モデルを務めている。同号の特集「葛岡碧、29歳の決意」でもデニムと靴だけを身につけた大胆なセミヌードを披露。インタビューにも応じている。
葛岡さんは「初の単独表紙でセミヌード」という話を聞いたときの心境を「驚いたけれど間違いなくインパクトのあるものになりそうだったので期待の方が大きかった。迷いはなかった」とキッパリ話す。「むしろ化粧もまゆげを描いたくらいで、ファンデーションも何もしていないので、そちらの方が裸にされた感じですね」と笑う。
AneCanの専属モデルになるまでは「あっという間。がむしゃらに走ってきた感じ」と話し、「AneCanに入ってから、これだけ個性のあふれる人がいる中で、私の個性ってなんなんだろうとずっと探していました」という。「Rayのモデルをやっていたので甘めの服も着られる。プライベートでは辛めの服も着るので、編集部も両方着られるというのは分かっていたと思う。それだけにどこが一番強いジャンルなのか、どこを強みに出していくか(編集部と)互いに探していましたね」と話す。
今回のセミヌードは「碧だったら露出しても嫌らしくみえない。ヘルシーに見える」と編集部から提案されたことがきっかけというが、葛岡さん自身も「ヘルシーに見えることが私の強みなのでは?」と思うようになったという。「だんだん自分の個性、自分の良さが見つけられてきたんだと思う。一皮むけたような気持ち」と晴れやかな表情を見せた。今年は「モデル人生初の下着撮影」にも挑戦した。「自分はやらないと思っていたものにチャレンジしたことで道が開けて、今回にもつながった」といい、「思い切って扉を開いてみたらこんなにも広がることがあるんだって思った」と笑顔で語った。
30歳を前にした心境を聞くと「毎年いろいろなことが良くなっていっている。『昔は良かった』って思うことはない。むしろ楽しみ。どんな30代を迎えられるのか。モデルの仕事に磨きもかけたいし、結婚とか子供とか女性としての幸せも……。いろいろな経験を積んで、深い女性になれればいいと思いますね」ととびきりの笑顔を見せた。
<プロフィル>
くずおか・みどり。1984年1月30日生まれ。宮城県出身。01~10年に「Ray」専属モデルとして表紙を飾るなど、10代から20代の女性に支持を得る。10年12月に「AneCan」専属モデルとして活躍の場を広げる。テレビやCM出演など幅広い分野で活躍中。特技はネイルアートと絵を描くこと。趣味はベリーダンスとゴルフ、料理など。