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熱海温泉にある創業1806(文化3)年の古屋旅館(静岡県熱海市)は、熱海温泉最古の由緒ある温泉旅館。徳川家康が愛したといわれる熱海七湯(ななゆ)の一つ、清左衛門湯(せいざえもんのゆ)の源泉を所有しています。
清左衛門湯はその優れた泉質や落ち着いた雰囲気、由緒正しさから、東郷平八郎や元首相の若槻礼次郎、日本画家の横山大観、川島芳子、そして徳富蘇峰、坪内逍遥らたくさんの著名人に愛されました。ロビーや廊下には彼らの書や書簡、愛用の品々などが多数展示されています。
豊富な湯量で大浴場の露天風呂も部屋付き露天風呂もすべて100%源泉かけ流しです。ただ、新鮮な温泉を楽しんでもらうために宿泊者のみが入浴でき、残念ながら立ち寄り入浴はできません。
泉質は、角質を落とす効果、さらに角質層の新陳代謝を促進し、肌をなめらかにする効果が期待できます。保湿効果にも優れており、女性には一石二鳥で大変うれしい温泉です。保温効果も高いので体の芯から温まり、むくみもとれ、冷え性な方やデトックスしたい方にもオススメです。5年間毎日入浴しているというこちらの若おかみは、肌が赤ちゃんのようにしっとりもちもちでした。
敷地内には古屋天満宮があります。菅原道真が901(延喜元)年に大宰府に流刑にされた際、無念の意を込めて彫った自像7体のうち1体が長年海を漂流して熱海に漂着。7体のうち現存するのは北野天満宮、太宰府天満宮と、この古屋天満宮にある3体のみと言い伝えられています。天満宮内には源頼朝が伊豆山神社に奉納したといわれる子宝と円満の神様「夫婦大黒像」がまつられています。入浴の際に、参拝してみてはいかがでしょうか。