検索
(C)2014「るろうに剣心 京都大火/伝説の最期」製作委員会
1 / 8

(C)2014「るろうに剣心 京都大火/伝説の最期」製作委員会

注目映画紹介:「るろうに剣心 伝説の最期編」 ついに完結 成長した剣心が宿敵・志々雄との決戦に挑む

 和月伸宏さんの人気マンガを実写化した佐藤健さんの主演映画「るろうに剣心」シリーズの完結編「るろうに剣心 伝説の最期編」(大友啓史監督)が13日に公開される。映画は京都を舞台に主人公・緋村剣心の後継者として“影の人斬り役”を引き継いだ志々雄真実(ししお・まこと)らとの戦いを描いた2部作の後編で、福山雅治さん演じるかつての師匠・比古清十郎との再会を果たした剣心が、宿敵・志々雄に最後の戦いを挑む様子が描かれる。前編に続き、志々雄役に藤原竜也さん、神谷薫役に武井咲さん、四乃森蒼紫役に伊勢谷友介さんらが出演。

いま、推されてます

 前編の「京都大火編」で志々雄(藤原さん)に連れ去られた薫(武井さん)を救うため海に飛び込んだ剣心は、疎遠になっていたかつての師匠・比古清十郎(福山さん)に助けられる。前回の死闘で志々雄一派の強さを思い知らされた剣心は、人里離れた山奥で隠居生活を送る清十郎に、飛天御剣流(ひてんみつるぎりゅう)の奥義の伝授を請う。清十郎は再会した剣心に欠けているものを見抜き、師として最後の教えを説く。強さに磨きをかけた剣心は、人を斬れない逆刃刀(さかばとう)を手に、平和な日本を取り戻すべく志々雄に最後の戦いを挑む……という展開。

 剣心と清十郎の再開から幕が明ける今作は、前編では触れられなった両者の関係性や師弟愛を描きながらテンポよく物語が展開する。前編でも好評だった大迫力のアクションシーンは健在で、息のつけないスピード感あふれる戦闘シーンが、最新の映像技術で臨場感たっぷりに描かれる。実生活でも佐藤さんと事務所の先輩・後輩関係にあるという福山さんの清十郎がハマリ役で、言動はクールながらも命を懸けて教えを説く“ツンデレ”な師匠を好演している。青木崇高さん演じる相楽左之助や、滝藤賢一さん演じる佐渡島方治らのコミカルな演技が激しい戦闘シーンの合間に挿入されることで、重たい印象にならずに観客を飽きさせない。

 明治政府率いる伊藤博文役を小澤征悦さんが演じ、歴史上に実在した人物と、非現実的で奇抜なビジュアルの志々雄らとの対比が絶妙なバランスを生み出した。清十郎が師として剣心に最後に伝えたかったこととはなんなのか、また伝説の暗殺者「人斬り抜刀斎」として恐れられた剣心が、どのように侍の時代を終えるのかは注目だ。「るろうに剣心 伝説の最期編」は13日から新宿バルト9(東京都新宿区)ほか全国で公開。(伊藤野々子/毎日新聞デジタル)

いま、推されてます

写真を見る全 8枚

キレイニュース 最新記事

アクセス上位記事