33歳、海外留学します！：第8回　ダブリンで人気のカフェ　歴史ある有名店とスイーツ自慢の店

　アイルランド・ダブリンへ語学留学したエディターでライターのハマコ（仮名）さん（33）が、ダブリンの街、学校、美容事情や現地の人々とのふれあいなどをリポートする「33歳、海外留学します！」。今回は、ダブリンで人気のカフェを紹介します。

　◇街中にあるすてきなカフェ

　ダブリンにはたくさんの個性的なカフェがあります。実は私は大のカフェ好き。ここに来る前からカフェ巡りをひそかな楽しみにしていました。今回はダブリンを代表するといっても過言ではない（？）人気の2店舗を紹介したいと思います。

　◇アンティークなムード満点の「ビューリーズ・グラフトン・ストリート・カフェ」

　1軒目は高級ブランドショップなどが立ち並ぶ、グラフトンストリートのど真ん中にある「Bewley’s　Grafton　Street　Cafe（ビューリーズ・グラフトン・ストリート・カフェ）」。1927年にオープンしたという歴史のある有名店です。場所柄、常に大勢のお客さんでにぎわっていますが、私はここがとても好きです。

　メニューはコーヒーやティー、スムージーなどのカフェの定番メニューからベーカリーやスイーツ、そしてパスタやピザなどの食事メニューまで豊富です。

　私はコーヒーの苦味が大好きで、毎回エスプレッソかアメリカーノを注文するのですが、ここのコーヒー豆の味はすごく私好み。正直言って他店ではハズレに出合うことも少なくないのですが、ビューリーズ・カフェはいつも安心しておいしいコーヒーを飲むことができます。

　ですが、何といってもここの最大の魅力は、趣のあるインテリア。上品なシャンデリアや壁面の大きなステンドグラス、重厚な木のぬくもりを感じられる階段や柱など、店内のどこへ目をやってもすてき！

　せわしない通りに面しているにもかかわらず、店内へ一歩足を踏み入れた瞬間から、タイムスリップしたかのような感覚に陥ることができるんです。

　友達とじっくりおしゃべりをしたい時、私は決まってここを利用するので、日々、たくさんの思い出がこの店の風景とともに増えていっています。

　◇スイーツ好きに絶大な人気のクイーン・オブ・タルト

　そして2軒目は、「毎日一つは新メニューが登場する」という「QUEEN　OF　TART（クイーン・オブ・タルト）」。テンプルバーからすぐにある大きめの店舗にはテラス席もあり、観光客や近くのオフィスで働く人、学生など幅広い客層に人気のカフェです。

　ここのスイーツはどれも個性豊かでボリュームもたっぷり、スイーツ好きの人にぜひオススメしたいカフェです。 私はまだ2回しか訪れたことがないのですが、ガラスケースに並ぶバラエティー豊かなスイーツにすっかり魅力されてしまいました。

　スタッフの方に人気ベスト3を訪ねると、一番人気は濃厚なチョコレートの味がしっかりしたチョコレートファッジケーキだそう。チョコレートはダブリンでも人気絶大のようで、私が訪れた際はストックの量もほかのメニューより多めでした。

　2番人気は、酸味が魅力の「タンジーレモンメレンゲタルト」。印象的な鮮やかな見た目で、人気があるのもうなずけます。

　そして3番人気は、ザクザクした食感がたまらない「ラスティックアップルクランブルタルト」。クセになりそうな食感に芳醇（ほうじゅん）なアップルの風味。こちらも常に多くの支持を得ているのだそうです。

　今回は二つの人気カフェを紹介しましたが、ダブリンにはまだまだ多数のカフェがあります。チャンスがあればぜひまた情報をお届けしたいと思います！

　＜プロフィル＞

　ハマコ（仮名）。1980年生まれ。大学時代に短期留学を経験したものの、その後は英語と無縁の生活に。東京で会社勤めをした後、フリーランスのエディター、ライターに転身。インタビューの仕事の魅力にはまり、「もっと多くの人と直接会話をしたい！　海外の人にもインタビューしたい」と留学を決意。日々さまざまな壁にぶつかりながら、アイルランドライフを送っている。