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フリーアナウンサーの黒塚まやさんが、これまでに出会ったステキな人やモノから美しさへの道を考える「黒塚まやのステキ美人道」。今回は報道番組で出会った元村有希子さんについて語ります。
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アナウンサーという職業柄、日々、ステキな方にお会いする機会が多いと感じています。私が出会った魅力的な、そして刺激を受ける「人、モノ」について、これからこのコラムに書かせていただきたいと思っています。
初回は私が憧れる女性の一人。毎日新聞の元村有希子さん。紙面で、そしてテレビのコメンテーターとしてご存じの方も多いのでは。
1年半前、BS11の報道番組「ウィークリーニュースONZE」で共演することになり、お会いする前に元村さんの著書「気になる科学」(毎日新聞社)をまず読みました。東日本大震災当時、科学記者として原発事故対応に奔走する様子などが日記形式で記されていて、またプライベートの一面ものぞくことができたり、何より記者という肩書にとらわれずに自分を表現することができる方だなと。私がイメージするハードな女性記者とは少し違った印象もあり、実際にお会いするのが楽しみでした。
共演してからはさらにその魅力を感じることが随所にありました。科学記者を経て編集委員としての知性あふれる女性でありながら、裏表のないさっぱりした性格で、それでいて可愛らしい。そして分からないことがあれば素直に聞く好奇心の旺盛さ。これって当たり前のことのようで実は年を重ねるごとにできにくくなるのではないかと思うのです。どうしても自分をよく見せようと飾ってしまったり、分からないと言えなくなったり。私にも思い当たる節があります。
自分をしっかり持っている女性は、飾ろうとしなくても内面からの美しさが言葉にも振る舞いにも出るのでしょうね。だから人を引き付けることができる。男女問わずファンが多いのも納得です。さらに、忙しい日々の中でも共演者などとお酒をたしなむ時間も大切にし、仕事もプライベートも全力で楽しむ。時間の使い方が上手な人はデキる女性の条件の一つなのかもしれません。これからもずっとお付き合いできたらと、憧れの存在です。
そして、ふと、こうも思うのです。果たして私が40代になったときに元村さんのような芯のある女性になっていられるのか……。
20代、30代をどう過ごすかが重要になってくるのでしょうね。日々の積み重ねなのだと思います。ステキだなと思える人に出会えたら、今、自分に何が足りないのかを見つめるきっかけになるのかもしれません。
<プロフィル>
くろつか・まや。1980年9月14日生まれ。神奈川県出身。法政大学社会学部卒業。これまでテレビ山梨アナウンサー、TBSニュースバードキャスター、TBS「はなまるマーケット」などを担当。現在はJ−WAVEニュースアナウンサーを務めているほか、BS11の報道番組「報道ライブ21 INsideOUT」(月~木曜午後9時~同54分)で元フジテレビアナウンサーの露木茂さんとキャスターとして出演している。山梨県の魅力をPRする「やまなし大使」も務めている。