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アイルランド・ダブリンへ語学留学し、ロンドンへ引っ越しをしたエディターでライターのハマコさん(33)=仮名=が、現地の人々とのふれあいなどをリポートする「33歳、海外留学します!」。今回は、ロンドンやノッティングヒルのお正月の様子をつづります。
◇ロンドンのお正月は…
ロンドンのお正月はとても静かです。大みそかに花火が打ち上げられたり、元日にニューイヤーパレードが催されたりするのですが、1月2日以降は割と早く普段通りのテンションにクールダウンするように感じます。地下鉄が大みそかの深夜から早朝にかけて無料運行を実施するなど、特別感を感じる点もあるのですが、個人的にはイベントムードはあまり感じませんでした。
今回は「ロンドンのお正月の何かキャッチーなネタをリポートできるかな」と考えたりもしていたのですが、あまり季節感のあるネタに巡り会えず。そこで、以前から気になっていたノッティングヒルに足を運んでみることにしました。映画「ノッティングヒルの恋人」(1999年)で有名な、大人に人気の観光スポットです。果たしてノッティングヒルの年明けはどういう雰囲気なのでしょうか? ワクワクしながら地下鉄に乗り込みました。
◇ノッティングヒルのアンティークマーケットへ
地下鉄のセントラルライン、ディストリクトライン、サークルラインが走るノッティングヒルゲート駅。駅前には巨大なショッピングビルなどはないものの、カフェや映画館などさまざまなお店が並んでいます。私がノッティングヒルで最も気になっていたのが、ポートベローマーケット。ポートベローマーケットとはロンドン有数のアンティークのマーケットです。洋服やバッグ、アクセサリー、レース、食器、アートなど幅広いジャンルの品物が通りにズラリと並びます。
予想にたがわず、ここもお正月らしいものは何もありませんでした……。しかしクリスマスシーズンの名残がちょっぴり感じられ、アンティークの雰囲気とミックスされて、ひと味違うおしゃれな雰囲気を醸し出していました。
◇一点物がたくさん見つかる古着屋さん
たくさんあるお店の中で私が特に印象的だったのは、個性的でゴージャスなコートが売られていた古着屋さん。アンティークの魅力の一つは、“一点物感”だと思いませんか? 「これを自分ならどうコーディネートするかなー」なんてあれこれ想像しながら、いくつも古着屋さんをハシゴして楽しみました。そして、味のあるレザーのバッグや財布を売っている雑貨屋さんもかなり気に入りました。デパートでは絶対に出合えない風合いのバッグが破格のプライスで売られていたりして、ビックリさせられます。
◇きれいなシルバーの食器を扱うお店も多数
シルバーの食器屋さんもすごく印象的。キレイに陳列しているお店がある一方で、一つのテーブルにフォークやスプーン類を大胆に乱雑に置いているお店もあり、それぞれのディスプレーの差を見るのもまた面白いなあと感じました。
2015年、人生初のロンドンの年越しを経験した私。日本のような厳かな三が日を味わうことはできませんでしたが、ポートベローマーケットでロンドンの大人で質素なお正月を堪能することができました。
<プロフィル>
ハマコ(仮名)。1980年生まれ。大学時代に短期留学を経験したものの、その後は英語と無縁の生活に。東京で会社勤めをした後、フリーランスのエディター、ライターに転身。インタビューの仕事の魅力にはまり、「もっと多くの人と直接会話をしたい! 海外の人にもインタビューしたい」とアイルランド・ダブリンへ留学。ダブリンの学校を修了した後、ロンドンへ引っ越しをして、現在は試験勉強に勤(いそ)しんでいる。