学校近くの大通り。ここの近隣物件は高額
アイルランド・ダブリンへ語学留学し、ロンドンに引っ越しをしたエディターでライターのハマコさん(33)=仮名=が、現地の人々とのふれあいなどをリポートする「33歳、海外留学します!」。今回はダブリンで初めて住んだ学生寮についてつづります。
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◇ホームステイかアパートメントか
留学生活を送るに当たって、住まい選びは非常に重要な問題です。第一の選択肢としてホームステイを考える人は多いと思いますが、人気の理由は日本の留学エージェントを通して予約がしやすかったり、安心感があったりするからだと思います。
私が大学生時代に短期留学をした時は、ホームステイを経験しました。しかし今回のアイルランド留学に関しては、しばらくは自炊ができるアパートメントに住もうと決めていました。
というのも、私は高校を卒業して以来、1人暮らししかしていなかったため、誰かに食事の世話をしてもらいながら暮らすというスタイルが、今はあまり居心地のいいイメージができなかったためです。
同時に、物件によってはアパートメントの方がホームステイより割安になる場合もあると知ったので、入学の手続きを終えたあと、即、家探しに取りかかかりました。
◇家探しは東京よりも厳しい?
しかし学生の単身向け物件を見つけるのは、予想以上に厳しい状況でした。予算がたくさんあるなら選択肢も多いと思いますが、私は金銭的な余裕がなかったので、家賃が安い所に絞って部屋探しをスタート。東京で何度も物件探しを経験してきましたが、私にとってダブリンはそれ以上に厳しいものでした。運やシーズンにもよると思いますが、私は毎日、胃が痛む思いで部屋探しをしていました。
バス停には近いけど予算オーバー、キレイなシングルルームだけど学校まで2時間近くかかる、学校には徒歩圏内だけど、WiFiが使えない……など理想的な部屋を見つけるのは本当に大変だと実感しました。
◇ギリギリで住まいをゲット!
最終的には、現地の不動産会社が見つけてくれたスチューデントアコモデーション(学生寮)を渡欧直前に予約。住む場所が決まらないまま飛び立つという事態だけは避けることができました。
私が予約できた物件というのは、ダブリンのシティセンターに近い大きな建物の一室。学生向けのシェアアパートとして不動産会社が管理しているものでした。ラッキーなことにシングルルームを押さえることができ、一人暮らし気分を味わうことができました。
一人暮らし「気分」というのは、実は完全な一人暮らしではなかったからです。ベッドルームだけが個人専用で、その他のエリアは全て他のシェアメイトと共有でした。私のシェアメイトはベネズエラ人、ブラジル人、そして米国人。彼女達とのエピソードについては、次回またお伝えしたいと思います。
<プロフィル>
ハマコ(仮名)。1980年生まれ。大学時代に短期留学を経験したものの、その後は英語と無縁の生活に。東京で会社勤めをした後、フリーランスのエディター、ライターに転身。インタビューの仕事の魅力にはまり、「もっと多くの人と直接会話をしたい! 海外の人にもインタビューしたい」とアイルランド・ダブリンへ留学。ダブリンの学校を修了した後、ロンドンへ引っ越しをして、現在は試験勉強に勤(いそ)しんでいる。
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