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アイルランド・ダブリンへ語学留学し、ロンドンに引っ越しをしたエディターでライターのハマコさん(33)=仮名=が、現地の人々とのふれあいなどをリポートする「33歳、海外留学します!」。今回はダブリンの語学学校の授業についてつづります。
◇世界の祝日から環境問題まで 幅広いトピックが教材
今回は、留学生活のメインである語学学校の授業内容について詳しくお伝えしたいと思います。私が通っていた学校では、コースごとにさまざまなテキストが用意されており、初日に各自指定のテキストを購入する決まりになっていました。確か25ユーロ前後だったと記憶しています。
授業は毎日、そのテキストをベースに進められ、1日で1トピックを扱うスタイル。トピックの内容は実に幅広く、世界のユニークな祝日を取り上げたものや、若者文化の国ごとの違い、現代の科学者たちの最新の研究論文を紹介するもの、環境問題への各国の取り組みについてなどでした。
◇まずはリーディングから 推奨は辞書なし
最初は、トピックのメイン部分の文章でリーディングの練習。分からない単語が出てきても、自力で意味を推測しながら読むように言われていました。読みながら辞書を使ってもいいのですが、文脈から意味を推測する方が読解力を鍛えられるという理由で、ほとんどの先生が辞書なしを勧めていました。
◇分からない単語は自分で聞く
1回目のリーディングの後で、先生が単語などの解説を初めて行います。生徒が自分から「○○の意味は?」と質問する形式で、私も毎回気になる単語について遠慮せず聞く癖をつけていました。
正直に言うと最初の頃は「この単語を知らないのは、恥ずかしい」と質問を躊躇(ちゅうちょ)してしまうこともありました。しかし、クラスメートたちは周りの目を一切気にしない。私は恥ずかしさを感じる自分が情けないと思うようになり、すぐにじゃんじゃん質問できるようになりました。
◇副教材はより実践的な内容
メインのテキスト以外にも、先生が独自でプリントを準備してくれることもよくありました。ウェブの記事から関連する内容をコピーして配布してくれたり、時には関連するYouTube動画を見せてくれたりすることもありました。
実はそういった副教材もとっても重要。少なくとも私はそう感じていました。というのも先生が手間をかけて集めているものは、実践的な内容ばかり。放課後、図書館で復習をする時は、副教材を重点的に使うようにしていました。
次回も語学学校の授業について詳しくお伝えしたいと思います。
<プロフィル>
ハマコ(仮名)。1980年生まれ。大学時代に短期留学を経験したものの、その後は英語と無縁の生活に。東京で会社勤めをした後、フリーランスのエディター、ライターに転身。インタビューの仕事の魅力にはまり、「もっと多くの人と直接会話をしたい! 海外の人にもインタビューしたい」とアイルランド・ダブリンへ留学。ダブリンの学校を修了した後、ロンドンへ引っ越しをして、現在は試験勉強に勤(いそ)しんでいる。