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33歳でアイルランド・ダブリンへ語学留学し、ロンドンに引っ越しをしたエディターでライターのハマコさん=仮名=が、現地の人々とのふれあいなどをリポートする「33歳、海外留学します!」。今回はダブリンの語学学校の授業についてつづります。
◇プレゼンテーションの課題も
ダブリンの語学学校の授業の基本的な内容は以前、お伝えしました。テキストをベースにリーディング、ボキャブラリー、ディスカッション、ライティングなどを行います。
ほかに私が教わった先生のうち何人かは、定期的にプレゼンテーションを課題にすることがありました。火曜ぐらいから授業の一部の時間がプレゼンテーションの準備の時間とされ、水曜、木曜に内容を固めて、金曜に完成したプレゼンテーションを披露するというのが通例でした。
プレゼンテーションは、全員の前で発表をするということ。最初の頃は、シャイな性格の私にはものすごく大きなハードルでした。
◇初めてのプレゼンは国籍の違う4人グループで
幸い初回のプレゼンテーションはグループ作業だったため、少し気がラクでした。それでも自分の受け持ち部分は単独で発表をします。発表直前はドキドキしてしまいました。
初回のプレゼンテーションのテーマとして私のグループが選んだのは、ダブリンの人気スイーツショップの紹介。「ガイドブックに大々的に紹介されているわけではないけれど地元民に愛される場所」というのがキーワードでした。
テーマと取材場所の選定、グループメンバーの4人全員が稼働できる日時の調整、スライドの内容など、全て英語で相談し合いながら進めていきました。
この時のメンバーはブラジル人女子大生、イタリア人の女子大学院生、オーストリア人の社会人、そして私。好みや得意分野がバラバラでしたが、不思議なもので楽しく話し合いができ、順調に取材を終えることができました。
◇自己評価は50点 悔しさがモチベーションに
初めての発表の自己評価は100点満点中、50点。準備していたものの英語のボキャブラリーは8割しか披露できず、加えて目線が泳いで発音がクリアではないことがあったと感じたためです。
慣れない英語を使って、苦手なプレゼンテーション。これはとっても貴重で有意義な体験だったと実感しています。先生からのフィードバックには「もっと聞き手の方を堂々と見るように」というアドバイスがありました。優しい先生だったので、それ以外のマイナスポイントはあまりなく、プラスポイントが多く書かれていましたが、自分としては「もっとできたはずなのに」という悔しさもありました。
でもその悔しさが次回へのモチベーションにもなり、次第に私はプレゼンテーションの課題が嫌ではなくなっていきました。
次回も語学学校の授業の様子を紹介したいと思います。
<プロフィル>
ハマコ(仮名)。1980年生まれ。大学時代に短期留学を経験したものの、その後は英語と無縁の生活に。東京で会社勤めをした後、フリーランスのエディター、ライターに転身。インタビューの仕事の魅力にはまり、「もっと多くの人と直接会話をしたい! 海外の人にもインタビューしたい」とアイルランド・ダブリンへ留学。ダブリンの学校を修了した後、ロンドンへ引っ越しをして、現在は試験勉強に勤(いそ)しんでいる。