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1カ月半で転居することになった家。大きな窓がお気に入りでした
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1カ月半で転居することになった家。大きな窓がお気に入りでした

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33歳、海外留学します!:第30回 ダブリンの引っ越し事情 口コミで即決も“隣人トラブル”でまた転居

 アイルランド・ダブリンへ語学留学し、ロンドンに引っ越しをしたエディターでライターのハマコさん=仮名=が、現地の人々とのふれあいなどをリポートする「33歳、海外留学します!」。今回は前回に続き、ダブリンでの引っ越しについてつづります。

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 ◇口コミで得た新居情報で即決

 アパートの契約終了で新居を探し始めたものの「見つからないよー」と、数週間続いていた部屋探しのストレスでヘトヘトになっていた私。しかしついに、念願の新居を手に入れることができました。情報をくれたのは語学学校の友人。クラスは違ったのですが、自習室でたまたま仲良くなり、私の部屋探しについて話をしていたのです。

 友人によれば、治安が良いことで知られるエリアに、週末から空きが出るとのこと。日本人はマナーがいいからという理由で、大家さんが日本人女性限定で、口コミで探しているという話でした。

 すぐさまコンタクトを取って見学へ。私の条件に合うシングルルームでした。シャワー、トイレ、洗濯機はシェアですが、ダブリンの留学生にとっては普通なので、即決。ようやく部屋探しのストレスとバイバイすることができました。

 ◇入居するも1カ月半でまた引っ越し

 新居は、学校まで徒歩で1時間という距離でしたが、もともと歩くのは好きだったので早起きして歩いて通うことにしました。バスもありましたが、節約のために使わないと決めていたので我慢。幸い通学路にカナル(運河)があり、散歩コースとしては悪くありません。多少、歩くのに疲れた日があったものの、気分転換にもなり、これはこれで気に入ったライフスタイルでした。

 ただ、そんな新居も残念ながら、ある出来事のため、わずか1カ月半で手放すことになりました。その出来事は毎晩、深夜3時頃に始まりました。私の部屋は、70歳ぐらいの女性の大家さんの部屋の真上にあったのですが、大家さんの部屋から、夜な夜な、爆音のミュージカル音楽と歌い叫ぶ声が聞こえてきたのです。

 初めて聞いた時は、違う家からの音だと思っていました。しかし、2回、3回と回を重ねるうちに、その音の発信源が大家さんだと判明。やや不気味な雰囲気を醸し出していたため、当人に直接聞く勇気が持てず、耳栓をして眠る日々……。幸い普段顔を合わせる時は、いたって普通の女性だったので、私は気づいていないフリをして過ごしていました。しかし眠りの浅い日が続き、次第に私は疲れ切って、悩みに悩み、友達や先生に相談した末、引っ越しを決意したのです。

 次回も引っ越しについてつづります。

 <プロフィル>

 ハマコ(仮名)。1980年生まれ。大学時代に短期留学を経験したものの、その後は英語と無縁の生活に。東京で会社勤めをした後、フリーランスのエディター、ライターに転身。インタビューの仕事の魅力にはまり、「もっと多くの人と直接会話をしたい! 海外の人にもインタビューしたい」とアイルランド・ダブリンへ留学。ダブリンの学校を修了した後、ロンドンへ引っ越した。

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