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映画「劇場版 MOZU」の初日舞台あいさつに登場した西島秀俊さん
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映画「劇場版 MOZU」の初日舞台あいさつに登場した西島秀俊さん

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西島秀俊:過酷ロケ乗り越え「MOZU」公開 感無量で「震える思い」

 俳優の西島秀俊さんが7日、東京都内で行われた主演映画「劇場版 MOZU」(羽住英一郎監督)の初日舞台あいさつに登場。激しいアクションシーンを撮影したフィリピンでの過酷なロケで体中を痛めたことを明かしていた西島さんだが、この日も「過酷な撮影で、正直、今日初日を迎えられて安心しました」と明かし、「このシリーズは2年以上前にスタートして、ようやく完結を迎えるということで、胸いっぱい、感無量です。たくさんのファンの方に温かく迎えていただき、震える思いです」と思いを語った。

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 劇場版では、日本ではできないような大規模なアクションシーンを1カ月にわたってフィリピンで撮影。西島さんは「(香川照之さんから)『この現場は何が起こるかわからないから、心して毎日、みんなと完成させよう』と電話をいただいた」とエピソードを明かし、「ずっとそれを思いながら撮影していました。その通り過酷な撮影だった」と振り返った。

 また、劇場版にはお笑いタレントのビートたけしさんも出演。北野武監督の「Dolls」(2002年)で主演を務めた西島さんは「当時(自分は)無名で『Dolls』が終わった時に、(たけしさんから)『君、これから生活とか人生変わるけど、自分を見失わないように』と言われて、そのことをずっと思ってやってきた」と明かし、「今自分がこうあるのは北野さんのおかげ。(映画で)お会いしたときは万感の思いでした」としみじみと語った。

 「MOZU」は、作家・逢坂剛さんのハードボイルド小説が原作で、2014年4月からTBS系列でシーズン1、同年6月からWOWOWでシーズン2を連続ドラマとして放送。公安のエース・倉木尚武(西島さん)が、殺し屋・百舌(モズ)の存在の謎や公安の秘密作戦にまつわる悲劇、国家を揺るがす策略などに迫る姿が描かれた。

 映画は、倉木が妻の死の真実にたどり着いてから半年後、倉木たちが同時に起きた二つの過激テロの犯人を追ううちに、シリーズの最大の謎でもある巨悪「ダルマ」の正体にたどり着く……というストーリー。この日の舞台あいさつには、ドラマ版から出演する西島さん、香川さん、池松壮亮さん、劇場版から登場するたけしさん、伊勢谷友介さん、松坂桃李さんが出席した。

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