ロンドンの新居があったのどかな住宅地
アイルランド・ダブリンへ語学留学し、ロンドンに引っ越しをしたエディターでライターのハマコさん=仮名=が、現地の人々とのふれあいなどをリポートする「33歳、海外留学します!」。今回はダブリンからロンドンへの引っ越しについてつづります。
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◇引っ越しはネットでオーダー
ダブリンでの生活が一段落した頃、当初の予定を変更してロンドンへ住まいを移すことに決めました。理由は、資格試験を受けるというミッションを自分に課したためです。新たな環境で勉強に集中して受験をし、留学生活を締めくくろうと決意しました。
ダブリンからロンドンへの引っ越しは宅配業者に依頼しました。「Send My Bag」というネットでオーダーできるサービスです。サイズや個数など荷物情報を登録すると料金が表示されるので、クレジットカードでネット決済し、完了。自宅まで集荷に来てもらえたので助かりました。
ただ一つ難点がありました。日本では集荷の時間を細かく指定できるサービスがありましたが、ダブリンではそれができませんでした。集荷を確認する電話がかかってきた際に先方から「朝9時以降、夕方6時以前」と言われたのですが、「できるだけ午前中に来てください!」と必死にアピール。最終的に正午頃にピックアップに来てもらうことができました。
◇ロンドンでは語学学校の寮へ入居
ロンドンで私が最初に滞在したのは語学学校の寮。郊外にあり、便利な地下鉄駅はなく、通学時は時間に余裕を持つように注意しなくてはいけませんでした。しかも同じフロアには運悪く騒がしいティーンエージャーの男女グループが入居しており、毎晩キャーキャーと騒ぐ音に耐えながらの生活となりました。
入居は真冬だったのですが、たまたま部屋の暖房の利きが悪く、夜間はずっと布団にくるまっていました。とはいえ寮はもともと1週間で退去するつもりだったので、次の家を早急に探して即、引っ越し。運よく、日本人が経営するきれいな物件を見つけ、荷物を一度にまとめて移動することができました。
◇留学生に“問題”はつきもの 乗り越えてタフに
ロンドンへの引っ越しはともかく、ダブリンでの引っ越しにはあまりいい思い出はありません。よみがえるのはストレスとの闘いばかり。学校の友達が励ましてくれたからこそ、なんとかその都度、乗り越えてこられたと感じています。
当時、よく仲間といっていた言葉は「Problem makes me strong(問題が私を強くする)」。問題が起きても留学生は自分の力で解決しなくていけません。私はトラブルが起こる度に「これも修業だー!」と自分にいい聞かせながら乗り越え、精神的にタフになったと感じています。また私が出会った留学生たちは、住まい、仕事、経済的事情など、それぞれが何かしら問題を抱えており、「問題を抱えていない留学生はいない」といえるのかもしれません。
次回はロンドンの日常生活をつづります。
<プロフィル>
ハマコ(仮名)。1980年生まれ。大学時代に短期留学を経験したものの、その後は英語と無縁の生活に。東京で会社勤めをした後、フリーランスのエディター、ライターに転身。インタビューの仕事の魅力にはまり、「もっと多くの人と直接会話をしたい! 海外の人にもインタビューしたい」とアイルランド・ダブリンへ留学。ダブリンの学校を修了した後、ロンドンへ引っ越した。
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