ロンドンの留学生活で見かけたウエディングのお祝い用にデコレーションされたバス
アイルランド・ダブリンへ語学留学し、ロンドンに引っ越しをしたエディターでライターのハマコさん=仮名=が、現地の人々とのふれあいなどをリポートする「33歳、海外留学します!」。今回はロンドンでの語学学校選びについてつづります。
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◇ロンドンの学校は値段より環境重視でチョイス
ロンドンで私が選んだ語学学校は、都心から離れた場所にある中規模校でした。オックスフォードストリートの沿いのショッピングエリアに驚くほど格安の学校も見つけたのですが、そういう所はあえて避けました。理由は、格安校は1クラスの最大生徒数が平均より多かったため。ワイワイと授業を受けたい人にはいいと思うのですが、私は落ち着いて勉強したいと考えていたので、標準数である「1クラス12、13名まで」と設定されている学校からチョイスしました。
◇新入生の受け入れは毎週月曜
ほとんどの語学学校は月曜が新入生の受け入れ日。私は金曜にロンドン入りしたので、土曜と日曜は、通学路の下見をしたり、オイスターカードというJR東日本のSuica(スイカ)のような公共交通機関に乗るためのカードを購入したりするなど、準備をじっくりすることができました。
これから留学生活を始めるという方は、現地入りから学校の受け入れ日に少なくとも2日は余裕を持つことをおすすめしたいです。海外慣れしていない人の場合は、もっと早めがいいかもしれません。土曜や日曜はお店が早く閉まってしまい、買い物などが多少不便だからです。
◇欧州で主流の英語テスト「IELTS」
今回、私は一般的な英語コースではなく、IELTS(アイエルツ)という英語検定の試験対策に特化したコースを選択しました。IELTSは、欧州では主流の英語検定。日本ではTOEICやTOEFLに比べると圧倒的に知名度が低いですが、個人的にはIELTSは、より生活の実践的な英語コミュニケーション力を養うことができると考えています。
IELTSのテストは、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの四つの要素から構成されていて、なかでもスピーキングが特徴的。語彙(ごい)の豊富さ、発音や文法の正確さをチェックされるのは当然ですが、自然な英語であるか、内容に一貫性があるか、トピックから脱線していないかなども重点的にチェックされ、判定されます。
現在、日本企業の人気は圧倒的にTOEICで、私も就職活動生のころは、何度か受検した経験があります。ビジネスにすぐに役立つ内容が凝縮されていて、時間配分を含めたテクニックも要する、濃いテストで、企業が採用活動に使う理由がとてもよくわかります。
ただ、欧州へ渡って以降、私にはどうしてもIELTSに挑戦したいという強い思いが芽生えていました。スピーキング力を伸ばし、高い意思疎通能力を身につけたいと考えていたためです。求めるものによりフィットするIELTSを受検する決意をし、その対策向けにコースを申し込んだのです。
<プロフィル>
ハマコ(仮名)。1980年生まれ。大学時代に短期留学を経験したものの、その後は英語と無縁の生活に。東京で会社勤めをした後、フリーランスのエディター、ライターに転身。インタビューの仕事の魅力にはまり、「もっと多くの人と直接会話をしたい! 海外の人にもインタビューしたい」とアイルランド・ダブリンへ留学。ダブリンの学校を修了した後、ロンドンへ引っ越した。
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