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33歳、海外留学します!:第40回 旅行は盗難やプランニング不足に注意!

 アイルランド・ダブリンへ語学留学し、ロンドンに引っ越しをしたエディターでライターのハマコさん=仮名=が、現地の人々とのふれあいなどをリポートする「33歳、海外留学します!」。今回はイタリア旅行での出来事についてつづります。

 ◇スマホの盗難に注意 やりすぎなぐらいの警戒心を

 旅先では、とにかくノンストップで歩き回るタイプですが、街角で地図を広げるのは苦手です。理由はシンプルで、明らかに旅行者とわかる言動をすることが苦手だから。スリやひったくりに狙われるんじゃないか……と不安になってしまうためです。知らない土地に行っても物おじしない一方で、危機管理意識は人一倍強い方。長期留学で何事もなく過ごしてこられたのは、おそらく“やりすぎ”なくらい防犯管理をしてきたからだと思っています。

 イタリア旅行中、私はiPhone(アイフォーン)アプリの観光ガイドを愛用していました。オフラインでも精度の高い地図が使える便利なアプリがいろいろとあり、三つほどダウンロードして使い分けながら街歩きをしていました。アイフォーンはひったくりのターゲットになるリスクが高いのですが、便利さには勝てず、取り出す時は両手でしっかり握りしめ、さらに背後に誰もいないのを確認して利用するようにしていました。

 ダブリンでもアイフォーンは狙われやすいアイテムの一つで、道端やバー、バス停や駅などさまざまな場所で友達がスリ被害に遭っていました。アイフォーン以外のスマートフォンでも新しい機種は常に盗まれやすいようで、盗難の話をしょっちゅう耳にしました。東京にいた頃、カフェなどでアイフォーンを置いてトイレに立つ人を見かけたりしましたが、今考えると信じられない光景です。

 ◇事前準備不足でドタバタ観光に

 今回の旅で、最も感動した場所はコロッセオ。建物が視界に入ってきた瞬間、息をのむほどの迫力に思わず立ち止まってしまいました。全体から放たれる独特のエネルギーに瞬時に心をつかまれます。しかし残念ながら、コロッセオにたどり着いたのは夕方遅い時刻。駆け足でのドタバタ観光となってしまいました。

 理由は、先に訪れたフォロ・ロマーノをコロッセオと勘違いしてしまい、「これが教科書で習ったコロッセオかあ」とたっぷり時間を費やしてしまったこと。「コロッセオと、フォロ・ロマーノを間違えるなんて!」と驚かれるかもしれませんが、外観をすっかり忘れ、名前だけを頼りに歩き回っていたうえに、まぬけにもしばらく気づくことができませんでした。旅はやっぱりある程度のプランニングが必要だと痛感した出来事でした。チャンスがあれば、もう一度じっくり訪れたい所の一つです。

 <プロフィル>

 ハマコ(仮名)。1980年生まれ。大学時代に短期留学を経験したものの、その後は英語と無縁の生活に。東京で会社勤めをした後、フリーランスのエディター、ライターに転身。インタビューの仕事の魅力にはまり、「もっと多くの人と直接会話をしたい! 海外の人にもインタビューしたい」とアイルランド・ダブリンへ留学。ダブリンの学校を修了した後、ロンドンへ引っ越した。

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