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公開中のディズニーの劇場版アニメーション最新作「ズートピア」(バイロン・ハワード監督、リッチ・ムーア監督)の日本語版で、女優の上戸彩さんが主人公のウサギの新米警官、ジュディ・ホップスの声を担当している。ジュディは最高の警察官になることを夢見て大都会ズートピアにやってくるが、体が小さいとか非力だからといった理由で担当業務に差を付けられるなど、警察官になってからもさまざまな困難が待ち受けている。上戸さんは今作について「新学期や新生活が始まったので、そういう立場の方に見てもらえるといろいろと共感できる思いがたくさん詰まっていると思いますし、動物がたくさん出てくるのでお子様はもちろん、ご家族皆さんで楽しんでいただける映画だと思います」と紹介する。上戸さんにジュディへの思いや休日の過ごし方、生き方などについて聞いた。
◇20代女性にリアルに近くに感じられる作品
上戸さんが担当したジュディは、田舎町「バニーバロウ」の警察学校をトップの成績で卒業し、最高の警察官を目指して大都会「ズートピア」にやってくる。そこで警察署に配属されるも体が小さいことなどから、現場に捜査に向かう他の署員を横目に、駐車違反の取り締まりを命じられる。上戸さんは女性が働くということについて、「私が見ている限りですが、女性の方がいくつもの作業を起用にこなせたり、広い視野で見ることができると思います。女性が怒っていると『ヒステリー』という言葉でかたづけられてしまうことも。私はあまりそういうところがなくて冷静な方なのですが、周りでそういう見方をされている人を見たりすると“女性って損だな”と思います」と実感を込める。
そして今作を、20代の女性に向けて「きっと、これから新しい職場だったり、現在夢を探している人もいるだろうし、親許離れて上京してきた人もいて、新たなスタートを経験されている方がたくさんいると思うので、そういう方にはジュディの気持ちがリアルに近くに感じられると思うので、夢を信じる力、そこに進む勇気をこの作品からたくさん受け取ってほしいなと思います」とメッセージを送る。
そして子供たちに向けては「作品の中では偏見とか、体が小さい、大きいとか、弱肉強食とか出てきますけれど、みんな平等だよっていう。見た目が違っても、パワーが違っても、みんな一つの世界で仲良くやっていこうねというメッセージが小さい子たちに伝わってくれたらいいなと思います」と願望を語った。
◇休日は「おがくず酵素浴」
忙しい毎日を送っている上戸さんだが、最近のリフレッシュ法は「おがくず酵素浴」だという。「おがくずを掘ってもらって全身浴をするんです。酵素でおがくずを温めるので、電気や火などを使わずに60℃くらいになって、体を温めて発汗すると体がポッポッとするんです。肌も白くなるし、疲れも取れるから、月に3~5回くらいの頻度で、お休みの日は行けたらいいなあという感じですね」と最近ハマっているという。
また美容と健康に気を使っていることとして「朝ヨガ」を挙げる。「朝のスケジュールが合う時間に、1時間ほどやっています。朝ヨガで1日をスタートさせると、睡眠時間は削られるけれど、気分的にはその日一日、優雅に過ごせますね」と健康的にリフレッシュしている。
◇メリハリのある生活でいつまでも輝いていたい
昨年、30歳になった上戸さんだが、女性が50代、60代になっても輝き続ける秘訣(ひけつ)を聞くと、「メリハリのある生活だと思います。ずっとだらけていてもだめだし、食べたいものだけ食べて体にいいことしないのもだめだと思うんです。若い時に一生懸命に働いてヘトヘトだったら、お金をかけても体の癒やしを求めるとか、そんなメリハリだと思いますね。メリハリのある生活を送って、自分の癒やしの時間も確保できるといいと思いますね」と笑顔で語った。
<プロフィル>
1985年9月14日生まれ、東京都出身。1997年「第7回全日本国民的美少女コンテスト」審査員特別賞受賞。2000年にテレビドラマ「涙をふいて」で女優活動を開始。以降、多数のドラマや映画に出演。「第40回ゴールデン・アロー賞最優秀新人賞」、「第27回日本アカデミー賞新人賞」、「第37回日本アカデミー賞主演女優賞」をはじめ数々の賞を受賞している。主な出演作品に、映画「あずみ」シリーズ(03、05年、主演)、「テルマエ・ロマエ」シリーズ(12、14年)、「武士の献立」(13年、主演)、テレビドラマでは、NHK「いつか陽のあたる場所で」(13年、主演)、「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」(14年、主演)、「アイムホーム」(15年、ヒロイン)など。ほかにも、CM出演、ラジオ、ライブ、書籍など、多岐にわたって活躍中。