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劇場版アニメ「ペット」の日本語吹き替え版で声優を務める佐藤栞里さん
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劇場版アニメ「ペット」の日本語吹き替え版で声優を務める佐藤栞里さん

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佐藤栞里:ブレークも気さくさ変わらず「街で声かけてもらえてうれしい」 声優に初挑戦

 モデルでタレントの佐藤栞里さんが劇場版アニメ「ペット」(11日公開)の日本語吹き替え版で声優に初挑戦した。バラエティー番組「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」(日本テレビ系、水曜午後7時56分)の飲み歩き企画「朝までハシゴの旅」をきっかけにブレークを果たし、「夢がたくさんかなった」という佐藤さん。初の声優挑戦への不安を約3カ月に及ぶ練習で取り除いていくなど、努力家の一面も見せる佐藤さんに、話を聞いた。

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 この日の佐藤さんは、ボトルネックの白いオーバーブラウスに、グレーを基調にしたミニスカート、赤いソックスというスタイル。「去年だと、このシャツを(ボトムに)インするスタイルがはやっていましたが、ルーズに着こなしているところが(今年の)ポイント。あと(ブラウスの)スリットがポイントです」と、バラエティー番組で見せるのと変わらない、はじけるような笑顔を見せる。

 女性ファッション誌などの専属モデルなどを経て、「朝までハシゴの旅」に出演すると、お酒が弱いながらも一般客からすすめられると笑顔で楽しみ、モデルでありながら料理をモリモリとおいしそうに食べる姿などが好感を呼んで人気を集め、同番組のサブMCに就任した。その後は、モデル業に加えて、持ち前の明るさでさまざまなバラエティー番組に出演している。

 ブレークの実感は「そこまで感じていない」というものの、街で声をかけられることが増えたという。

 「今まで街を歩いていると、同世代の女性の方から声をかけてもらえることが多かったんですけど、最近は小さい男の子、女の子から、おじいちゃん、おばあちゃんまで、気軽に声をかけてもらえるようになったことが、とてもうれしいですね。居酒屋さんで焼き鳥とかを食べていると、サラリーマンさんが話しかけてくれたり、(佐藤さんが好きな)『ハワイでおすすめのお店は?』って急に話しかけられたりすることもあります」とにっこり。その親しみやすさは変わらないようだ。

 ◇

 「声のお仕事をするのが夢だった」という佐藤さん。「ペット」の日本語吹き替え版の声優に起用され、その夢がかなうことになった。声の仕事に興味をもったのは3年ほど前で、「『聞きやすい声だね』と言ってもらえることがあって、唯一、褒めてもらえる声のお仕事ができたらと思うようになったんです」と振り返る。

 一方、演技の経験も少ないまま、声優の仕事に初挑戦したことで「不安がすごくあった」といい、その不安を取り除くために約3カ月間、努力を重ねた。「とにかく練習、練習、練習……。家でDVDを見ながら練習して、愛犬(ポメラニアン)のはなちゃんに向かって練習して……。テストの際に声量や体力のなさを痛感したので、ジムに通いました。みんなに(ジム通いは声優の仕事と)『合ってる?』と言われるんですけれど、体力をつけるのは大事なのかなと思って」とはにかむ姿からは、芯の強さもうかがわせる。

 劇場版アニメ「ペット」は、ニューヨークに住むペットの犬や猫などが、飼い主がいない間の“日常”をユーモラスに描いたアドベンチャー作品。劇場版アニメ「ミニオンズ」を手がけたイルミネーション・エンターテインメントとユニバーサル・スタジオが再タッグを組み製作した。佐藤さんは、主人公の犬マックスの飼い主ケイティの声を演じた。

 佐藤さんは「毎日、はなの顔を見るだけで幸せ。休みの時、私がリビングに横たわっていると、はながおなかのあたりに来てくれて、時間を気にせず、一緒にお昼寝をすることが幸せ」というほどの愛犬家。収録の際も、「もっとリアルに表現したい」という思いから、はなを思い浮かべて演じたという。

 そして同アニメの魅力を「アニメなんですけど、本当にリアル。毛並みも、動きも、仕草も……。プラス現実世界にはない、(ペットたちが)こんなことを話していたんだとか、うちの子もこんないたずらをしているのかも……と重ねて見ると、より楽しめるんじゃないかな」と紹介する。

 今年は、声優の夢がかなったほか、レギュラー出演している女性ファッション誌「mini(ミニ)」(宝島社)の表紙や、「お笑いタレントの出川哲郎さんとロケに行きたい」という夢も実現。「夢がたくさんかないました。お世話になった方々のお陰。すごく感謝しています」と喜びをかみしめつつ、「まだ何もできないと感じる毎日。日々、勉強です」とさらなる飛躍を誓った。今後の活躍にも注目だ。

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