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健康や美容について語った羽田美智子さん
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健康や美容について語った羽田美智子さん

羽田美智子:独自の美容・健康法語る「7、8、9の付く年を乗り切れば大台を迎えられる」

 放送中の有村架純さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ひよっこ」で、主人公みね子(有村さん)の故郷・奥茨城村の親友・時子(佐久間由衣さん)の母・君子を演じている女優の羽田美智子さん。また、3月に死去した俳優の渡瀬恒彦さん主演の連続ドラマ「警視庁捜査一課9係」(テレビ朝日系、水曜午後9時)のシーズン12に、9係の刑事・小宮山志保役でも出演中だ。現在48歳で、美容や健康には人一倍気遣っているという羽田さんに独自の健康法や気になるファッションアイテムなどについて聞いた。

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 ◇片付けをこまめに

 美容や健康について、羽田さんは「自分では何もやっていないつもりだったんですけれど、よくよく人としゃべってみると、私、健康になることばっかりやっている」と笑顔が語る。

 「朝起きてまずは運動してますね。起きて10分後にいきなり腕立て伏せとか。じっくり筋肉をつけるようなストレッチ系の運動から始めて、体を起こして、腕立て伏せをして体温を上げる。あとは、掃除も筋肉を使うので、毎朝掃除をして部屋をきれいにして」と工夫をこらす。

 「健康は環境も影響する」と羽田さんは語る。「片付けもこまめにするようになりました。部屋の整理整頓のされ方は、脳内の整理整頓のされ方とイコールだと聞いたんですよね。部屋がぐちゃぐちゃの人は脳内もぐちゃぐちゃで、やることが散漫になっている。それは実は効率が悪いと聞いたので、部屋をきれいにするようにして。そうしたらすごくストレスがなく生きられ、健康や美容につながると聞いて、これはやらなくてはと思いまして。断捨離を打ち出して、毎日拭き掃除や掃除機をかけて。水回りも掃除して、家にいられるときは自炊するようにして。自分なりにいいと思う方法を取り入れるようにしています」と身近にできるところから始めている。

 ◇簡単に始められるところから

 食べるものについては、「食べるものも厳選して、ナッツ系、クルミ、アーモンド、カシューナッツなどをなるべく食べるようにして、スナック菓子とか好きなんですけれど適当にしています」と話す。

 撮影中はロケ弁なども多いが「お弁当もありがたく頂戴するんですけれど、普段、お弁当でないときは必ず自炊するとか、粗食にするとか。お肉を食べたから、今度は魚中心にしようとか」と気遣っている。

 また、「今、健康番組をやらせていただいて、そこで毎週毎週、すごくいい情報を得るんですよね。それを実際に試してみる。例えば、納豆にアボカドを入れるとか、簡単に取り入れられることだったりするので。番組では運動も紹介しているので、運動的なことも取り入れて、なるべく階段を使うとか、ながら運動から始めています」と、できることから始めている。

 ◇「食う、寝る、出す」がキーワード

 現在、48歳の羽田さん。体調については「実はここ(この年)に来るまでに少し体調の悪い時期があったんですね。女性に限らず男性も代が変わる7、8、9が付く年というのは変化する年で体調が激変するんですって。そこを上手に乗り切ると、次の大台に行けるという、ある種“魔の年”らしいんですよね」と話し出した。「確かに振り返ってみると20代後半も体調の変化や環境の変化があって、すごく苦しかった思い出があって、30代もそうだったんですね。気が付くと私も40代の“魔の年”に来ているなと思ったとたん、何か不調が続いて。でも病院に行っても明らかな病気じゃなくて、出す薬もないと。この不調をどうしたらいいのかと自分なりに調べたりした結果、やっぱり食べ物と運動だなということに気付いたんです」と語る。

 健康番組で対談したドクターから「食う、寝る、出す」というキーワードを授かった。「ちゃんとたくさん食べて、ちゃんと寝て、排せつがうまくいけば、およそ8割から9割は健康であるといえる。その一つでも不満がある人は何か対策を考えるべきだということをドクターはおっしゃっていて、なるほどな、と。昔の人も言っていたことですけれど、やっぱり人間は運動と食事、あと睡眠なんだなと思いますね。特別なことではなく、眠れないとか、寝てもすぐ目が覚める、食欲がないとか、逆に食べ過ぎるとか。下痢が続く、便秘が続くというのは体の状態としてはよくないということですね。それで、食べ物に気を付けたら、すごく体が変わっていくのが分かったんです」という。

 ◇気になるファッションアイテムは?

 話はがらりと変わるが、清楚(せいそ)なファッションで好感が持てる羽田さんが、最近気になるファッションアイテムは? 「本当に春の洋服って一番難しくて。冬物を着ていると何か季節はずれな感じがして重たいけれど、まだ少し寒い日もあるじゃないですか。(体を)暖めたいけれど、本当に何を着ていいか分からないんですよね」と前置きをした上で、「今、一番気になるアイテムは『実は暖かいんだけど、春らしく見える服』なんです。薄手に見えるカーディガンだけれども実は暖かいとか。体の冷えも(健康に)大敵だから、冷やさないための工夫ですね」と紹介した。

 色みは「今年、ピンクがきているので、昔買ったピンクのストールを出してはおったりしていますけれど、ピンクを入れるだけで今年っぽくなるから不思議」と明かした。

 ◇女性が60代、70代になってもずっと輝ける秘訣

 最後に、女性が60代、70代になってもずっと輝いていける秘訣(ひけつ)があるとしたら?と聞くと、「私も聞きたい(笑い)。60代、70代で私が輝いているなと思う方の様子を見ていると、好奇心いっぱいですよね。あと、『私はもういい』とか言わないですよね。やりたいやりたい、行きたい行きたいって、すぐに飛び付くような人が可愛いなと思います。飛び付くためには、やっぱり健康じゃないと。また、健康でないと他の人にもなかなか優しくなれないし、自分のことだけで精いっぱいになっちゃうじゃないですか。他の人に優しくなれるってすごく大事だなと思いますね」と話した。

 さらに「60代、70代で輝くためには、知的な部分も磨いておかないと。話題が豊富な人は魅力的ですよね。あと、知らないことに対して謙虚になれる人。『教えて』という姿勢になれる人。ほかには確固たる自分を持っている人ですかね。揺るがないというか。あと、ちゃんと譲ることができる人。若い人にちゃんと道を譲ることができる。いつまでも自分が自分がという人は、私の身の回りではあまり存じ上げなくて。後進に道を譲りつつ何かがあったらサポートに回れるような包容力というんですかね。そういう人を見ると、ああ、すてきだなと思いますね」と目を輝かせた。

 旅行も大好きで紀行エッセー本を何冊か出版している羽田さん。「私、人生のテーマが『旅』なんです。『365日事典』で私の誕生日を見たら『旅人』って出たんです(笑い)。寅さんみたいですよって。それだと根無し草になってしまうから、どこかに拠点を持ってくださいというのアドバイスが書いてあったんですよ。だから私は、『女優』を自分の根にして、あとは旅をしていようかな、と思っています(笑い)」と笑顔で語った。

 <プロフィル>

 はだ・みちこ。1968年生まれ。茨城県常総市(旧水海道市)出身。「いばらき大使」「常総ふるさと大使」「つくば大使」など地元の大使を務める。女優として映画、ドラマ、テレビ、CM、ラジオなどで幅広く活躍。NHK連続テレビ小説「ひよっこ」、テレビ朝日系「警視庁捜査一課9係 season12」(水曜午後9時)に出演中。また、毎週金曜午後7時に放送中の「その原因、Xにあり!」(フジテレビ)にもレギュラー出演。著書に「羽田美智子が見つけた 沖縄 すてき、ひとめぐり。」(光文社)、「羽田美智子 私のみつけた京都あるき」「羽田美智子 私のしあわせ京都あるき」(共に集英社)などがある。

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