映画「不能犯」の一場面 (C)宮月新・神崎裕也/集英社 2018「不能犯」製作委員会
今週公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。1日には、俳優の松坂桃李さん主演の「不能犯」(白石晃士監督)が公開。3日には、人気グループ「関ジャニ∞」の錦戸亮さん主演の「羊の木」(吉田大八監督)、俳優の斎藤工さんが齊藤工名義でメガホンをとった映画「blank13」、 女優の広瀬アリスさん主演の「巫女っちゃけん。」(グ・スーヨン監督)、特撮ドラマ「仮面ライダーエグゼイド」のVシネマ「仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディングPartI 仮面ライダーブレイブ&スナイプ」(鈴村展弘監督)が公開される。
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「不能犯」は、マンガ誌「グランドジャンプ」(集英社)で連載中の宮月新さん原作、神崎裕也さん作画のマンガの実写版。松坂さん演じる主人公・宇相吹正(うそぶき・ただし)は、次々と起きる変死事件の現場に現れるが、誰も犯行を立件できない=不能犯で、彼を追う女性刑事・多田友子(沢尻エリカさん)との攻防を描く。多田の部下・百々瀬麻雄を新田真剣佑さんが演じているほか、間宮祥太朗さん、真野恵里菜さん、水上剣星さん、安田顕さんらが出演している。
「羊の木」は、山上たつひこさん原作、いがらしみきおさん作画の同名マンガが原作。過疎化が進む町で市の職員をしている月末一(つきすえ・はじめ=錦戸さん)は市に移住してくる6人の男女の受け入れを命じられる。その6人はすべて元殺人犯だった。ある日、港で発生した死亡事故をきっかけに、月末の同級生・文(あや、木村文乃さん)を巻き込み、小さな町の日常の歯車が狂い始める……というストーリー。元殺人犯役で松田龍平さん、優香さん、北村一輝さん、市川実日子さん、水澤紳吾さん、田中泯さんが出演している。昨年末に亡くなった深水三章さんの遺作となった。
「blank13」は、俳優の高橋一生さんとリリー・フランキーさんが親子役で出演。監督の斎藤さん自身も高橋さん演じる主人公の兄役で出演している。13年前に失踪し、余命3カ月で見つかった父、松田雅人(リリーさん)が亡くなり、次男コウジ(高橋さん)は、兄で喪主のヨシユキ(斎藤さん)、コウジの恋人の西田サオリ(松岡茉優さん)と葬儀場にいた。会葬者を待つ間、コウジは、父との過去を思い出す。やがて葬儀が始まり、数少ない会葬者が、家族の知らない父雅人の13年間を語り始める……というストーリー。
「巫女っちゃけん。」は、就活中で巫女のアルバイトをしているヒロイン・しわす(広瀬さん)が、神社でのトラブルをきっかけに知り合った5歳の少年の世話を通じて成長していく姿を描く。しわすは、幼い頃に母(飯島直子さん)が家出したことがトラウマで、何かと神社の宮司を務める父(リリーさん)に何かと反発していた。ある日、ボヤ騒ぎやさい銭泥棒、食べ物の盗難など神社でトラブルが相次ぎ、しわすが夜中に境内を見回っていると、社殿に隠れていた5歳の少年・健太(山口太幹君)を発見。何も話さない健太を神社で預かることになり、しわすは嫌々ながらも世話係をすることになり……というストーリー。
「仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディングPartI 仮面ライダーブレイブ&スナイプ」は、劇場版「仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング」(2017年)から2年後の世界を舞台に、檀黎斗/仮面ライダーゲンム(岩永徹也さん)が仕掛ける最後のゲームにライダーたちが立ち向かう。テレビシリーズでは語られなかった三つに連なった新エピソードを描く。
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